128話 ページ37
また、昨晩のミーティングに戻る
研「翔陽の、攻撃に必要な物ってなんだと思う？」
リ「根性！」
犬「元気！」
研「脳筋巨人組はもうちょっと、思考してから発言して」
「助走でしょ」
研「そう、Aもわかっていると思うけど 助走が無くちゃジャンプの高さもなくなる
だから、フローターターブ組はサーブで極力 翔陽を邪魔して欲しい」
今日、日向くんの打数は明らかに少ない
日向くんだけじゃなく、向こうのリベロも狙っている
リベロに取らすことで、日向くんがライトへ走る助走路を塞いでいる
研磨は、徹底して日向くんを潰そうと考えている
研「跳ぶのが大好きな翔陽
勢い余ったブロックの、タッチネットは偶然じゃない
さっきの力んだアウトで、より明確になった
そして、セッターならスパイカーのミスをそのままにしたくない
だから、タイミングさえ来れば 翔陽に上がると思った
ちょっとでいいんだ
どんな攻撃も、全部封じるなんて不可能
烏野の”いつもならきっと決めていた数本”を削ればいい
その小さなストレスの積み重ねは1本のミスに繋がるかもしれない
”点”だけじゃなく”線” 翔陽の「動線」を断つ
”助走”は翔陽の翼だね
でも、翔陽は今 絶対レシーブの意識が高くなっている
その意識の高さが迷いを生む、迷いが1歩の遅れを生む
1歩遅れるだけで、全部遅れて あの存在感は霞んでしまう
99％であっても、台無しなんだ
だって、100％跳べない翔陽に影山は興味なんか無いでしょ？」
ここにいる皆は全員、今の研磨のこと怖いと感じている
私も、同じスパイカーだったからこれがどんなに苦しいことか凄く分かる
黒「強いボスと、戦いたいって勇者よりのことを言うけどさ
残念ながら、魔王側だと思うぞw
1年がちょっと引いちゃってんじゃねーか」
「私、研磨が彼氏でも敵として絶対戦いたくないよ」
研「((そわっ」
明確に、日向くんを足止めできてるわけじゃないけど
ここまで日向くんの、存在感が薄いと感じるのは初めて
きっと、研磨本人の予想以上に思惑通りの展開になっている
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ルナ(プロフ) - ゴミ捨て場の決戦書いてくださりありがとうございました！私本当に大好きで、もう…読んでいて涙が出てきてしまいました！ (3月8日 8時) (
レス) @page49 id: bc3edc14c5 (このIDを非表示/違反報告)
いのっち(プロフ) - 桃子さん» こんにちわ！わぁ、それはすっごく嬉しくです(´；ω；｀)ありがとうございます！引き続き、研磨くんをよろしくお願いします(^_^) (3月7日 20時) (レス) id: c81b631476 (このIDを非表示/違反報告)
桃子 - 読ませていただいて、すっっごく研磨が好きになりました😭これからも読ませていただきます！素敵な作品を作っていただいてありがとうございます😊 (3月7日 19時) (レス) id: 771dd97e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのっち | 作成日時：2024年3月5日 23時
