31話 ページ31
ハリー「トム・リドルは先生が教えられたんでしょう」
スラ「……
トム・リドルを教えた教師は何人もいるが」
「どんな生徒でした？」
ハリー「あいつは…僕たちの家族の、仇なんです。」
スラ「そうだ
君たちが、知りたがるのは当然だ。
だが、聞いてがっかりするかもしれん。最初に会った時のリドルは一流の魔法使いを目指す、静かな少年だった 他の生徒たちと、同じ…君たちと同じ
怪物が、潜んでいたのなら奥深く、にいたのだ。」
「そうですか
教えてくださって、ありがとうございます」
ハリー「ありがとうございます先生
では、もう遅いので僕達は失礼します
また、クリスマスで」
スラ「あ、ああ
楽しみにしておる」
「ハリー、ありがとうね呼び止めてくれて」
ハリー「ううん
スラグホーン先生に近づいて、あいつに関することを聞くためだから
それよりもさ…A、大丈夫？
ずっと元気がない」
「え、あ
うん…
ごめんね…ちょっとすぐには、立ち直れそうにない
忘れなきゃって分かっているんだけど
難しいね…好きな人を、諦めるなんて」
ハリーは、私の手を握る
ハリー「そうだよ
難しいことなんだよ、好きな人を諦めるなんて
Aが、ドラコと別れてこんな時にこんなこと言うのはダメだってわかってはいる
Aの、心につけ込んでしまいたくない
けど…
Aのこと、元気づけたい
あんな奴よりも幸せにしたい」
「ハリー？
どうしたの、急に…」
ハリー「急なんてことじゃない
僕は…
君が転校した時から、一目惚れしてたんだ
でも、Aがマルフォイのことを好きって 付き合ったって知った時は、諦めなきゃって自分の気持ちを押し殺してた
ごめんA
やっぱり僕も、君を諦めきれない
好きだA…
親友としてじゃなく
1人の女性として…」
まさかの出来事だった
ハリーが、私のことをそういう風に思ってたなんて知らなかった
「ハリー…
でも…私は、ドラコのこと…まだ…」
ハリー「分かっている
マルフォイのこと、まだ好きでもいい
けど…落ち着いたらでいいから
僕のこと考えて欲しい」
ハリーはまっすぐに、私の目を見て顔を赤くさせ真剣な顔でわたしにそういう
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作者名：いのっち | 作成日時：2023年3月29日 13時
