25話 ページ25
あれ…私
ぼーっとしていて、全然気が付かなかった
大雪が降っている中、1人でホグズミードに足を運んでいた
この雪の中、マフラーも帽子も付けず歩いていて
鼻と手が真っ赤になってるのが分かる
けど、そんなのどうでもいい
心の方がずっとずっと冷たくて、痛い
私は、1人でどうすることも出来なくて
ホグズミードにいる、ハーマイオニー達を探す
三本の箒に立ち寄り、中に入ると
暖かい空気が凍った体が溶けるようにじんわりと暖かくなるのがわかる
当たりを見回すと、奥にハーマイオニー達の姿を見つける
ハーマイオニーは、私に気がついてくれて私のところへ駆け寄ってくれた
ハー「ちょっとA
どうしたの？ああ、こんなに薄着して
ほら、バタービール頼んであげるからおいで」
ハーマイオニーは、私の体についた雪たちをはらってくれて手を引っ張ってくれる
ハーマイオニー達の席には、スラグホーン先生もいた
スラ「おお、ミス・アオイではないか！
今ね、ハリー達も誘ったのだが
今度、ワシのところで食事会を開くのだが君もどうかね？」
「え…あ…はい
喜んで」
私は、なんとなくOKを言う
そうた…ハリーと一緒に、スラグホーン先生に近づかなければならないと思い出した
スラグホーン先生は、その場を去る
ハリー「Aどうしたんだい？
こんなに薄着して…
良かったら、僕の上着着て」
ハリーの大きな上着を着せてもらう
ハリーの香りが鼻をくすぐる
ロ「ほら、Aのバタービールがきたぞ
これ飲んで温まって」
皆の、優しさに冷たくなっていた心がじわじわと溶けていくかのように私の目から再び涙がこぼれてゆく
3人とも凄くびっくりしている
ハー「え？！ど…どうしたのA？」
ロ「バタービールじゃない方が良かったか？！」
ハリー「どうしたの？！
良かったら、話聞くよ」
「うっ…ぐす…
じ…実はね」
私は、3人にドラコに別れを告げられたことを話す
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作者名：いのっち | 作成日時：2023年3月29日 13時
