13話 ページ13
マルフォイ目線
監督生の仕事を終えて
寮に戻る
いつもなら、このままテラスに行ってAとおしゃべりをするのだけどなんだか今日は気が乗らない
Aと、さっき一緒にいた時気を使わせたのかAは僕に話しかけることはなかった
しまったな…心配かけさせて気を使わせてしまったな
なんだか、Aと距離を感じているなと思い
重荷を抱えてるとはいえ、僕の問題でAを巻き込んではいけないが…
心の余裕がないせいで、Aと距離を置きたくない
ダメだと思い、着替えて僕はテラスに向かう
ん？
先客がいる
テラスを見ると…
そこには、楽しそうに話すAとポッターがいた
とても、見たくない光景だった
何故だ…何故2人がここに
やめろ、ポッター
Aから離れろ
Aも、そんな奴に笑いかけるな
胸が苦しくなる…
Aのそばに行って、僕の方に引き寄せたいと思うのに体が動かない
いつものだったら、ポッターに自慢げな顔をしてAを奪うのに
ポッターも、やっとAのことを諦めたと清々したと思ったのに
まさかと、思うがまだAのことが諦めれてないのかと思ってしまう
僕は、これ以上その場を見たくなくてそこから逃げるように離れる
明日から、この城にあるキャビネット棚を探さなければならない
そうだ…僕には使命があるんだ
下らないことを気にするなと、自分に言い聞かせる
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作者名：いのっち | 作成日時：2023年3月29日 13時
