番外編 4 ページ42
「流石だね。やっぱAはいいやつ。」
『はい？』
急によく分からないことを言われた為素っ頓狂な声を出してしまう。
恐らく顔も間抜けな顔をしてしまっているだろう。
ひとらんは外道丸のたてがみを撫でながら言った。
「外道丸は人に懐きづらいんだよね。だから今みたいにエサを上げても食べないことが多い。でもAは大丈夫だった。…こいつが安心できる存在なんだよ。」
要するに外道丸は、雰囲気で人を判断できるようだ。いわば動物の勘のようなものだが、きっとひとらんはこれをとても信じている。
沢山人を殺しているAは何故懐かれたのかが疑問ではあったが、今の外道丸の無意識のうちに彼女の心を軽くした。
「エサもあげ終わったことだし俺はもう戻るね。あ、A戻り方知らないんだっけ？」
『はい。すみませんが教えてください。』
Aはひとらんの畑に間違えて迷い込んでしまっただけである。
偶々管理人がいたおかげで此処を知ることができたのだ。
このことを当の本人も忘れてしまっていたが。
ひとらんは木に隠れて見えずらい場所にある石造りの小屋に向かって歩いた。Aもそれについて行く。
小屋内は部屋のようになっているのではなく、寧ろ見た目に合わない機械的な扉が構えてあった。
「この扉を3回ノックすると幹部専用の通路になってる。インカムがないと開かない仕組み。」
ノックをすると、扉が上がって通路が現れた。
「この通路を左手に行くと訓練場に戻れるよ。俺は他のところに用があるから右手に行く。じゃあまたね。」
そう言って彼は右の通路に進んで行った。
Aも反対側に向かって歩くと、やがて見慣れたエレベーターが。
無事に訓練場に戻ることができた。
だがそのまま訓練を続けるのではなく、足を変え図書館へと向かった。
目的の本は家庭菜園。
ひとらんの畑を見てAも農業に興味を持ったのである。
今日のことは狙撃以外に、珍しく彼女が違うことに関心を持った貴重なきっかけとなった。
ー迷い込んだ先の発見 終ー
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只今d!のチャンネルが乗っ取り被害を受けてしまっていますよね。
これで乗っ取ったように思われる会社にバッシングをしたりチャンネルの通報をしてる方が見受けられます。
上記のような行動は沢山の人に迷惑を掛けるので絶対にやめましょう。
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未雨(プロフ) - あめさん» コメントありがとうございます。番外編更新しました！是非読んでください！ (2023年4月25日 21時) (
レス) @page39 id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - 凄く面白くてどんどん読んじゃいました！！！もし良ければhtさんとの絡みとかみたいです！！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: b7c8f34430 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。軍パロの中で上位…本当ですか？！他にも素晴らしい作品が沢山あるのにそう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 22時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え、軍パロの中で上位になるくらいらぶ (2023年4月19日 0時) (レス) @page34 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます。その言葉が励みです…これからもよろしくお願いします！ (2023年4月7日 17時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年3月11日 9時
