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「うわぁ俺才能あるんかな？」
自分の結果が余程嬉しかったのか分かりやすく喜ぶチーノをショッピは適当にあしらっていた。
年齢は違うけれどもこの2人は凄く仲が良い。余程気が合うのだろう。
『合宿の時はチーノ様は私達と別行動で参加してもらう予定なので、今のうちに銃の扱いに慣れておくと良いかもしれませんね。』
「え、別行動なん？」
チーノは少し驚いたような顔をして言った。
『はい。私とショッピ君、そしてチーノ様と私の育てている狙撃兵の主に２つに分かれてもらう予定です。』
「はぇ〜チーノとアンドラ達が同じチームってことやな。」
Aから見てもショッピは狙撃の実力がかなり備わっているので、今回は同じく教える立場に回ってもらうということだ。
チーノもアンドラ達と行動することで得られる何かがあるだろう。
アンドラ達狙撃兵組が、幹部が同じチームに入ることで力が抜けなくなり実力が出せなくなることがいささか心配ではあるが。
「大丈夫かな〜俺ぼっちにならんかな？」
『幹部なのでぼっちというか距離は置かれるかもしれませんね。』
「せやな。あ、でもチーノ、ボボとかいう知り合いおらんかった？」
ボボというのはAが育てている狙撃兵のうちの一人の男である。
アンドラが飛び抜けているせいかそこまで目立ってはいないものの、常に安定した成績を収めている人間である。
身長が高く顔立ちも整っており、狙撃兵を志願する前は役者を目指して練習に励んでいたようだ。
「あーボボ！懐かしいなぁ。あいつと同じスクールでしかも同じクラスやったからめっちゃ覚えとるわ。Aのところにいたんやな。」
『チーノ様も役者を志していたのですか？』
そう聞くと彼は少し目を伏せ若干顔を曇らせた。
だが役者らしくなのかすぐに笑顔に戻った。
「せやで。我々国一番の俳優になることが夢やってん。今はもう現実を見て此処におるけどな〜。」
「チーノならなれたんちゃう？」
ないないと言って笑うチーノに特に後悔の念はなさそうだった。
ボボとチーノが知り合いならチーノも上手く馴染めるかもしれない、そう安心してAは胸を撫で下ろした。
『お時間ありがとうございました。ではまた合宿の日、よろしくお願いしますね。』
そうしてAは合宿の準備を着々と整えていったのであった。
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未雨(プロフ) - あめさん» コメントありがとうございます。番外編更新しました！是非読んでください！ (2023年4月25日 21時) (
レス) @page39 id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - 凄く面白くてどんどん読んじゃいました！！！もし良ければhtさんとの絡みとかみたいです！！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: b7c8f34430 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。軍パロの中で上位…本当ですか？！他にも素晴らしい作品が沢山あるのにそう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 22時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え、軍パロの中で上位になるくらいらぶ (2023年4月19日 0時) (レス) @page34 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます。その言葉が励みです…これからもよろしくお願いします！ (2023年4月7日 17時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年3月11日 9時
