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何事もなくいつもの日々が続き、季節が変わった。
プネラとの戦争、そしてAが幹部になったのは少し雪が溶け始めた冬ごろ。
対して今は、日差しが鬱陶しく感じてくる夏である。
そんなある日、Aはある計画を立てた。
「夏合宿…？」
『そう。夏になったからできる訓練も増えたし、部隊の皆んなとショッピ君とチーノ様で行きたいんだよね。一緒に来てくれない？』
13泊14日。二週間の夏合宿。
更なる素晴らしい狙撃兵の育成の為に、我々国の自然豊かな山でやってみようと考えたのであった。
今３人で話している場所である訓練場は、単純な狙撃技術を育てるのには向いているものの実践的な訓練は難しい。
「俺は全然ええで。仕事も別に溜まっとらんし。チーノは知らんけどな。」
「は？俺だってちゃんと最近は溜めずにやっとるし！全然行けるで！A！」
『良かったです。総統とトントン様にはもうお話は通してあるので確認しないで大丈夫ですよ。』
幸いショッピもチーノも予定がなかったので一緒に行くことができるようだ。
何故今回狙撃兵ではないチーノも参加して貰うのかと言うと、狙撃兵の人手不足で新たな人材が欲しいという我々国の考えがあるからだった。
元々チーノは城の警護に当たっていたのだが、ロボロが強い新しいセキュリティシステムをつくったのであまり人が警護にあたる必要がなくなった。
元々どこかの部隊で戦う予定だったらしいので、これからは狙撃兵になれるように特訓する、ということである。
本人も同意しているので特に問題はない。
「ってか、チーノって実践訓練どうこうのまえにちゃんとした技術はあるん？お前狙撃やったことないやん。」
「確かに撃ったことないなぁ。A、ちょっとこの銃借りて試しに撃ってみてもいい？」
『構いませんよ。』
ありがとうと言ってチーノは誰も使っていない、言わば訓練用の銃を手に取った。
そして、ぎこちない手つきで銃を構えスコープを覗き見る。
50メートル程先の的に照準を定めているようだった。
少し時間がかかったものの、チーノは的に向けて銃弾を放った。
静かな訓練場に銃声が響く。
『…凄いです！ちゃんと当たってます！！』
「ほんまや。凄いなチーノ。」
真ん中からは遠いものの、しっかりと的を撃ち抜いていた。
やはり城の警備と言っても訓練をしていたので力が備わっているようだ。
これなら合宿に参加しても問題ない。
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未雨(プロフ) - あめさん» コメントありがとうございます。番外編更新しました！是非読んでください！ (2023年4月25日 21時) (
レス) @page39 id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - 凄く面白くてどんどん読んじゃいました！！！もし良ければhtさんとの絡みとかみたいです！！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: b7c8f34430 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。軍パロの中で上位…本当ですか？！他にも素晴らしい作品が沢山あるのにそう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 22時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え、軍パロの中で上位になるくらいらぶ (2023年4月19日 0時) (レス) @page34 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます。その言葉が励みです…これからもよろしくお願いします！ (2023年4月7日 17時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年3月11日 9時
