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このお話は続編です
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さぁ、今日は待ちに待った初仕事だ。
眠い目を擦りながら窓を開けて朝日を浴びる。少し不安な心が溶かされていくような気がした。
いつものスーツではなく我々国の軍服を見に纏い、長い髪を高い位置で一括りにするとAの心の準備は完全に整った。
部屋を出て食堂へ向かう。
食堂に入ると、多くの幹部がAに声をかけた。
「おはようA。スーツもええけど軍服も似合っとるで〜」
「うんうん。まんちゃんの言う通りすっごい似合ってる。」
『ありがとうございます。オスマン様、ひとらん様。』
やはり褒められると笑顔になるものだ。ニコニコしながら席に着くとAはショッピに引かれた目を向けられた。
今日のメニューはかなり肉料理が多かった。トントンが初仕事だからとAの身体を気遣いシェフに頼んだそうだ。ありがたい。
食事中はショッピと一緒に今日の流れを確認した。19歳の幹部となれば舐められたり訝しげに見られるかもしれない。だが、出来るだけそうならないように一語一句聞き流すまいと頭に入れた。
そんなAの真剣な眼差しに影響され、ショッピの集中力も高まった。
『ご馳走様でした。』
この言葉を皮切りに、幹部達は雰囲気を変えてそれぞれの持ち場につく。
Aも同様に愛用の銃を抱え訓練場に向かった。
____ショッピと共に訓練場に着くと、20人程の狙撃兵が整列をして待っていた。
新たな指導者は幹部であることは知っていたようだが女ということは知らなかったのであろう。Aは入ってきた時に幾つかの訝しげな目を向けられた。
そんな目をものともせず、ショッピはAに挨拶を促す。
『私がこれからこの部隊の指導者にあたるA・オルティスである。指導者が女であると知り落胆した者は直ぐに帰れ。戦場では男も女も関係ない。死ぬか生きるかの混沌とした世界だ。』
兵達の雰囲気が一気に変わった。空気が張り詰めて一部の者は目を丸くしている。
『聞いた話では、君達は選抜された優秀な狙撃兵だそうだな。私は優秀な者は死んでほしくない。故に常に全力で指導にあたる。君達には私を信頼してついてきてほしい。』
誰も口を挟まずAの言葉を真剣な眼差しで聞いた。流石数々の場数を踏んで生き残ってきた精鋭達だ。
そんな姿にAは安心して彼らに笑顔を向けた。
『これからよろしくね、狙撃兵諸君。』
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未雨(プロフ) - あめさん» コメントありがとうございます。番外編更新しました！是非読んでください！ (2023年4月25日 21時) (
レス) @page39 id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - 凄く面白くてどんどん読んじゃいました！！！もし良ければhtさんとの絡みとかみたいです！！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: b7c8f34430 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。軍パロの中で上位…本当ですか？！他にも素晴らしい作品が沢山あるのにそう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 22時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え、軍パロの中で上位になるくらいらぶ (2023年4月19日 0時) (レス) @page34 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます。その言葉が励みです…これからもよろしくお願いします！ (2023年4月7日 17時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年3月11日 9時
