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107.みんなのために__. ページ7
「ねぇ、太輔。…大丈夫かな?」
「え?何が?」
「瑠夏。正気だといいけどなーって。」
「まあ、正気でいてくれないと、俺らが来た意味がないよ(笑)」
「…え?」
太輔は、いつもみたく、バカだなとは言わなかった。
「俺らさ、ただ、山田を見舞うためだけにわざわざここに来たんじゃないだろ?山田を襲ったのが本当に、あの千手観音かどうか確かめないと。」
「…太輔…。」
その言葉には、
『俺が悪霊をどうにかしてやる。』
という意志が入っているように思えた。
太輔も、一緒に戦おうとしてくれていた。
自分の為じゃなくて、みんなのために____。
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作者名:M 1 R A 7. | 作成日時:2020年6月18日 8時