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131.図書館 ページ31
次の日、私たちは午前中からずっと市立図書館に来ていた。
受付で昔の新聞の記事を見られないかと言うと、快く案内してくれた。
その部屋には、過去何十年分もの新聞記事が密になって保管されている。
ちょうど20年前の記事を1枚1枚確認していく。
でも、その子がいつ自○したのか、正確な日が分からないと、20年前の1月1日から、探していかなければならなかった。
私には一応目が着いていたから、今回は太輔の役にたつことができるはず……！
「太輔、めくって。」
「おう。あったか？それらしい記事。」
「ううん。やっぱり、無茶だって。これキリがないよ。」
「そんなこと言ったって、他に方法がないんだから、やるしかないだろ。」
ごもっともだった。
めんどくさいし、非効率だけど、やるしかない。
「あと10分で閉館です。」
「あ、はい…。」
時計を見ると、午後5時50分。
なんでこんなに図書館って早く閉まっちゃうんだろう。
今どきスーパーだって11時ぐらいまで開いてるとこあるのに。
明日日曜だし、朝早くから来るしかないなぁ…。
はぁ、と大きくため息をついて、再び目を落とした時、私の視線に、ある記事が写った。
そうだ、確実にこれそうだ!!!!
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作者名：M 1 R A 7. | 作成日時：2020年6月18日 8時
