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119.早くこっちに……。 ページ19

「誰だっ!!!」



太輔が声を荒らげる。

その視線が、私の背後に奪われて動かなくなる。

恐る恐る振り返ると…

さっきまで私が張り付いてた黒板の前に…

髪の長い、

白い女の人が立っていた。




死に装束のような、真っ白な着物に、棒切れのように痩せこけた手足。

顔は髪に覆われて、よく見えない。

白い肌に気味悪く映える真っ赤な唇が動いて、

その唇が動いた。








『だから、私と一緒に来て…あなたと私は同じ……私たちは仲間……』

心の一番奥に響くような、不思議な声。

妖しくて、でも綺麗なその声に、吸い寄せられるように…。

「A!!!」

後ろで叫ぶ、太輔の声はもうほとんど聞こえない。

『そう、早くこっちへ……一緒に行きましょう…。』

「おい!!!A!行くな!!」


歩き出した私の足は、太輔の声に引き止められることも無く、取り憑かれたように女の人の元へと向かっていく。









なんなんだろう……。

気持ちいいような…でも酷く悲しいような…

今までに感じたことのない、妙な気持ちだった…。









――――――――――――――――――――――――


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

感謝感謝です^^*

ちょっと今日はきり悪いところですがここで中断させていただきます(。>﹏<。)

ちょっと宿題がとんでもなく出てて、手に負えなくなりそうなので(汗)

明日はちゃんとキリがいいように終わらせるつもりなので、またちょっと気長に待っていただければ!と思います!

もしよろしければ、評価、お気に入り登録、作者登録よろしくお願いします!


では今日はこの辺で!
皆さんにとって、明日もいい一日になりますように…!!

120.いらない存在。→←118. ………。



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作者名:M 1 R A 7. | 作成日時:2020年6月18日 8時

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