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49.過去�� ※ ページ49
みんなの足音が遠ざかり、静かになると、ようやく私は立ち上がり、吐いてしまった部分を綺麗に掃除した。
なんで、こんな仕打ちを受けなきゃ行けないの……
私は辛かった。
元々仲が良かった人達に、いじめられていたんだから。
泣いてしまったら、本当に咲良子達に負けてしまう、と思い、泣くことはなかった。
あいつらなんかに、屈したくない____。
でも、
「うっ……ひっ………ぐふっ………」
誰もいない校舎の中、私の嗚咽が響いていた。
私は間違っていた。
ちっとも強くなんかなかった。
強いフリをしていただけ。
泣くのを我慢していただけ。
偽物のプライドをかけて自分を守ろうとしただけ。
そんなの、
ただの弱虫だ。
復讐を決意したのは、それから数分後のことだった。
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作者名：M 1 R A 7. | 作成日時：2020年5月8日 0時
