星の私とあなたの49日 (ページ48)

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48. 過去④ ※ ページ48

痛いお腹を押さえつつ、私は床に舌を当てた。

………酸っぱい。いや、しょっぱい…？

喉奥に、胃液が込み上げてくるような。

すると、私の頭を掴んで咲良子が私の顔を床に押し付ける。

舌先だけで舐めていたはずなのに、舌全体で舐めさせられたことにより、気持ち悪さで、胃液がさらに込み上げてくる。

私は我慢できなかった。

その場に吐いてしまった。

そんな私を見て、咲良子は笑う。

「ねえなにやってんのあんたこれだけで吐くの？笑まじさ、ほんとガチで汚いんだけど。あーAの菌が移るわ～まじ汚やる気失せたわ」

4人は青ざめた顔で、俯いた。

「………返してよ。」

「何を？」

「決まってるでしょ？私のクマ。あんたのゆう通りにしたんだから、返してもらわなきゃ。」

「ねーねーもう飽きたから帰ろー弥子同じ通学路だから今日自販機でジュース買って帰ろー」

聞いちゃいねえこいつ。

「あ、ごめんごめーんくま返して欲しいんでしょ？返しておいてあげるよ。」

そう言われ、乱雑に私のクマは、ゴミ箱に投げ捨てられた。