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47.過去�� ※ ページ47
「ほらなめなよ。あぁ!?」
「……うっ………。」
「お前よ。何抵抗してんだよ。くまちゃん返して欲しくないんですか〜？」
教室ではいつもぶりっ子顔して先生やイケメンには、猫撫で声の咲良子が、いじめの時だけは本性を表す。
あのクソみてぇな本性をな。
「てめぇさ、ムカつくんだよ。いじめたって生意気なまんまで、私は普通の人間とは違いますー特別な人間です〜みたいなツラしやがって……。お前の顔みただけでイライラしてくるし、同じ空気吸ってるだけで、視界に入ってくるだけで消えて欲しいって思うんだよ!!!」
ほんとにクソすぎて。今となってはクソ度に逆に笑えてくる。
「やめて……！ちゃんと、自分で舐めるから……離して…！」
ようやく手が離れた。私のことを見下ろす咲良子の顔は、鬼のように怖かった。
でも、そんなの、もう慣れっこだ。
何回、いや何百回と私にその顔を見せて来たんだから。
「ほら、早くしろよ。」
「………」
「いつまでもそんなボケっとしてたって、こっちはなんにも面白くないんだけど。」
「……ッ！」
咲良子の蹴りがお腹に入った。
何今の音、すごい音だったよ？
こいつ、手加減なしだ……
手加減ってものを知らない奴だ……
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作者名：M 1 R A 7. | 作成日時：2020年5月8日 0時
