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「 エリートぶってる奴らを台無しにしてよ…なんてーか、自然体に戻してやる？みたいな。
良いスーツ着てるサラリーマンには…女使って痴漢の罪を着せてやったし。勝ち組みてーな強そうな女には…こんな風にさらってよ、心と体に二度と消えない傷を刻んだり 」
不快だ。
吐き気がするほどに。
「 俺らそういう
「 …さいってー 」
小さく茅野ちゃんが呟いた。
まずい、そう思ったときには
「 何エリート気取りで見下してンだ、あァ⁉ 」
その小さい身体が男の手によって押し付けられていて。
我慢ならなかった。
自由になっていた脚を大きく振ればその男の脚を上手く払った。
その拍子に男が体勢を崩し茅野ちゃんから手は離れたが、嫌な視線がこちらを向いた。
「 …てめぇ 」
今度は私の首に手が伸びる。
が、辿り着く前にその指先に思い切り歯を立てれば男は顔を歪めた。
そしてその顔はどんどん赤くなっていき
「 黙ってりゃ良い気にのってんじゃねぇぞこのアマッ‼ 」
男の体重が身体にのしかかる。
でもこんなとこで、こんな奴らに弱みなんか見せてたまるものか。
きっと、彼らは助けてくれる。
だからそれまで出来る限り時間稼ぎをしなければ。
「 何睨みつけてんだ？…そういやお前、俺らの仲間痛めつけてくれたよな。てか、あれか。あの赤髪の女か、お前？
だったら丁度いい。あいつも歯向かってきたし、ここで大事な女傷つけてやんよ 」
「 …ったく、すぐこういう考えになるから猿は困る 」
「 ハッ、調子乗ってられるのも今のうちだぜ。仲間が到着するまで待ってようかと思ったけどよぉ、上玉だしその口黙らせてやるくらい良いか 」
男の手が胸元に伸びる。
大丈夫、落ち着け。
ほんとはこんな奴に触られたくないけれど、ここで弱さを見せたら終わりな気がして。
ネクタイをぐっと解かれ、乱暴に男の手が襟元を払うとカーディガンとブラウスのボタンがいくつか弾けた。
Aちゃん‼と隣から茅野ちゃんの声がする。
大丈夫、もう少し、もう少し。
「 強がるのもそろそろ止めにしとけよ。どうせなら俺らと楽しもうぜ 」
男のヤニ臭い息が顔にかかる。
胸元を弄る手と近付いてくる顔に吐きそうになるが、目をそらさずに睨みつけて。
もう少し、あと少しーーー
あと数センチ、というところで外から音がした。
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奏(プロフ) - ななさん» わ、ありがとうございます！ (2018年11月2日 11時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - オリジナル嬉しいです！ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 4c73f4e37a (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 妄想族同盟No.1さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの性格は思い切り自分好みなので…そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年10月12日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
妄想族同盟No.1(プロフ) - いつも更新ものすごく楽しみにしてます！とっても面白いです！夢主ちゃんの性格とか言葉遣いとか大好きです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年10月12日 10時) (レス) id: fd6c898520 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - におさん» 全然文才なんてないですよ！頑張ります、ありがとうございます！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年9月14日 22時
