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「 …ッ 」
身体が床に叩きつけられた衝撃で意識が戻った。
なんとも不快な目覚め方だ。
「 お、そっちの子も目が覚めたか 」
カルマくんを殴った主犯格であろう男がニヤニヤとしながらこちらを見て近づいて来る。
私たちはどうやら人気のない倉庫に連れ込まれたようで。
目の前にしゃがみ込んだその不快な面を見て、思い出すことがあった。
「 …あんたたち、昨日電車ですれ違った奴らか 」
「 お、俺たちのこと覚えててくれたのか 」
嬉しいなぁ、と下卑た笑い方をするそいつらが纏っている煙草の匂いは昨日電車で感じたものと同じだ。
あぁ、きっと神崎さんの日程表もそこで盗まれたんだなと無駄に回る頭で考えるもこの状況の打開策は見つかるわけでもなく。
「 遊ぶんならギャラリー多い方が良いだろ。今ツレに招集かけてるからよ。ちゃーんと記念撮影のじゅんびもな。楽しもうぜ、台無しをよ 」
なんとか横にいる2人だけでも逃せないものか。
今相手は4人だ。
手を拘束している縄が解ければ良いけど、さっきの喧嘩で警戒されているのか痛く食い込むほどに縛られていて取れそうにない。
「 Aちゃん、大丈夫？ 」
考えを巡らせていると、横から茅野ちゃんのそんな声が聞こえた。
視線を向ければ心配そうにこちらを向いてる2人がいて。
「 大丈夫って… 」
「 ほらさっき殴られてたでしょ。それでしばらく意識も無かったし 」
「 あぁ、大丈夫だよあのくらい 」
それなら良いんだけど、と呟いた神崎さんに対して茅野ちゃんはまたも思い出したことがあるようで。
「 そういえば、ちょっと意外。さっきの写真、真面目な神崎さんもああいう時期があったんだね 」
「 …うん 」
なんの写真なのか私はわからないけれど。
神崎さんがあまり浮かない顔をしているので黙って彼女が紡ぐ言葉を聞く。
「 うちは父親が厳しくてね。良い学歴、良い職業、良い肩書きばかり求めてくるの。そんな肩書生活から離れたくて名門の制服も脱ぎたくて。知ってる人がいない場所で格好も変えて遊んでたの。
…バカだよね。遊んだ結果得た肩書は『エンドのE組』。もう自分の居場所がわからないよ 」
…でも本当にそうだろうか。
E組に来たことが、悪いことだろうか。
そう口を開こうとした時
「 俺らと
どうしてこうもこいつらは、人の神経を逆撫でしてくるのだろう。
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奏(プロフ) - ななさん» わ、ありがとうございます！ (2018年11月2日 11時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - オリジナル嬉しいです！ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 4c73f4e37a (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 妄想族同盟No.1さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの性格は思い切り自分好みなので…そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年10月12日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
妄想族同盟No.1(プロフ) - いつも更新ものすごく楽しみにしてます！とっても面白いです！夢主ちゃんの性格とか言葉遣いとか大好きです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年10月12日 10時) (レス) id: fd6c898520 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - におさん» 全然文才なんてないですよ！頑張ります、ありがとうございます！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年9月14日 22時
