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「 Aは俺がいなきゃダメだもんねぇ 」
「 ちが…っ、からかわないでって! 」
「 よしよし、寂しかったね 」
「 ちょっとカルマくん! 」
形成逆転といったところか。
まぁ、元々カルマくんに勝てるなんて思ってなかったけれど。
バタバタと手を振り回すものの、なんの効果も発揮されない。
彼の過度なスキンシップは別にこれが初めてじゃないものの、どうしても慣れない。
「 離して…っ! 」
「 可愛いなぁ、全く 」
「 やめてって…っ 」
「 ごめんね 」
唐突に降ってきた謝罪に抵抗を止める。
顔をあげれば眉を下げて困ったように笑う懐かしい顔。
「 そこまで考えてるとは思ってなかったんだ。ごめん 」
「 …カルマくん 」
「 色々俺なりに思うこともあってさー。まぁ、詳しくは今度話すよ 」
なんで今話さないのか。
そう首を傾げれば、カルマくんは後方を指差した。
「 あのタコに俺らの内緒話、聞かれたくないっしょ 」
「 にゅや!? 」
指先を辿れば先程伝ってきた木の陰に隠れて此方を伺う殺せんせー。
私たちにバレたことを知り焦ったように退散していく。
何度も言うけど、授業中じゃなかったっけ。
「 Aも気をつけたほうがいいよ。あのタコ、ゴシップネタ大好きだからさ 」
「 あ、へぇ… 」
先生がゴシップネタ好きとは。
それもあんなタコのような見た目で。
些か問題がある気がする。
「 じゃ、教室戻るか。あ、それともここでサボってく? 」
「 いや、久々の授業だもん、受けるよ。殺せんせーがどんな授業するのか気になるし 」
「 どんな授業ねぇ…。しょっちゅう触手で物事を例えてるよ 」
「 あはは、何それ 」
久々に笑い合えた気がする。
なんだか嬉しくて彼を見つめると、少し乱暴に髪を撫でられた。
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奏(プロフ) - ななさん» わ、ありがとうございます! (2018年11月2日 11時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - オリジナル嬉しいです! (2018年11月1日 16時) (レス) id: 4c73f4e37a (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 妄想族同盟No.1さん» ありがとうございます!夢主ちゃんの性格は思い切り自分好みなので…そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります! (2018年10月12日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
妄想族同盟No.1(プロフ) - いつも更新ものすごく楽しみにしてます!とっても面白いです!夢主ちゃんの性格とか言葉遣いとか大好きです!これからも更新頑張って下さい! (2018年10月12日 10時) (レス) id: fd6c898520 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - におさん» 全然文才なんてないですよ!頑張ります、ありがとうございます! (2018年9月25日 19時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏 | 作成日時:2018年9月14日 22時