キミの嘘

Ep25 ページ28

｢ やだやだやだ！ ｣







そう言って駄々をこねるAの目には


薄ら涙が浮かんでいて


抱きしめて慰めたいけど


僕にはそんな権利ないんだ､､









｢ も〜、飲みすぎだって！ ｣

｢ 水さっさと飲め！ ｣





Aの口元に無理やり水を持っていき

飲ませるミツは彼氏の様で

結衣の彼氏ってわかってるし

ミツもそんなんじゃないって分かってるんだけど

嫉妬してしまった






｢ 玉、Aの事どうにかしろよ、 ｣





｢ …え？ ｣



ふと、Aを見たら 伏せて寝ていて


自分がぼーっと考えてる間に寝てしまってたんだと




当然、ミツは結衣と帰って行って



Aを連れて帰らなきゃいけないんだけど、、








｢ A起きて? ｣

｢ こんな所で寝たらダメだって ｣






起きる訳もなく


Aをおんぶして帰った

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