★【沖田】Sugar Magic. ページ23
・
沖「親父さん、いつもの頼みやす」
「はいよ！」
風の心地よい昼下がり。
いつもの甘味処で、
いつもの注文をして、
いつも通りに休憩する。
これが見回り帰りの、いつもの俺のコース。
茶をすすって、流れる雲を数えたり、
ぼーっとしながらいつも注文している三色団子が出てくるのを待っていたそのとき。
『三色団子、お持ちしました』
不意に聞こえる、聞き慣れない声。
透きとおっていて綺麗な声に振り向くと、そこには色白で華奢な女が立っていた。
俺と同年代…いや、年下か？
ここの親父さんは確か娘はいねーって言ってたし…看板娘って奴か。
とにかくその人懐っこい笑顔がすげェ可愛くて、
ガラにもなく2、3秒くらい見とれちまった。
沖「アンタ…新入りですかィ？」
『はい。昨日からここで働かせてもらってます＾＾
あ、私Aって言います。お客さんは？』
沖「俺は沖田総悟でさァ」
『沖田さんですか。ゆっくりしていって下さいね』
そう言ってまた店の奥に入っていった後もしばらく眺めていた。
もっとAのことを知りてぇ、話してみてぇって思った。
気になって仕方がねェから、また明日も来ようってなるワケで。
次の日〜
沖「こんちわ」
『あ、沖田さん。また来て下さったんですね』
店の前で掃除しているAに後ろから声をかけると、
昨日と同じ笑顔で迎えてくれるA。
良かった。
ちゃんと俺のこと覚えてくれてた。
たったそれだけのことなのに、すげェ嬉しくなる。
『三色団子出来てますよ。どうぞ』
沖「お、準備が良いじゃねーかィ」
隣にちょこんと座ったAは、団子の皿を差し出してきた。
『店主さんから聞いたんです。沖田さんは三色団子がお気に入りだって』
沖「ここの親父さんには世話になってるからねィ。
んじゃ、頂きやす」
団子をモグモグする俺と、終始笑顔で見守るA。
ふと手を止めて、最後の一個だけ刺さった串をAの方に差し出す。
沖「ん、」
『…何ですか？』
沖「やりまさァ」
『わぁ、ありがとうございます』
そしてAの口元に持っていくとAは小さい口で、団子を食べ始めた。
『…美味しい＾＾』
身長差のせいで、俺を見上げる形で笑うA。
やっぱAは可愛い。
隣でこうして見ると小動物みてェで。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 鬼灯さん» 本当ですかぁぁあ！←気に入ってもらえてよかったです！＾∀＾こちらこそ、リクありがとうございました！長い間待たせてごめんなさい＾＾； (2014年6月14日 21時) (
レス) id: 802314cb62 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - す、スゴイ……！← とら吉さんの文才スゴすぎて、しばらく硬直して飼い犬の鳴き声で我に帰りました！← とら吉さん、これからも活動頑張ってください！！ (2014年6月14日 20時) (レス) id: 9ee9eef058 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 総美@腐女子警報発令中さん» それは良かったです！いつも素敵なリクをありがとうございます＾ω＾ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 802314cb62 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢屋本舗・とら吉(プロフ) - 鬼灯さん» 楽しんでいただけて幸いです(´ω｀)リク引き受けました。少々お待ちを！！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 802314cb62 (このIDを非表示/違反報告)
総美@腐女子警報発令中(プロフ) - ふわぁあああ////二人とも可愛いですね！ありがとうございました！！面白かったです！！ (2014年6月8日 23時) (レス) id: dcb2d4a228 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒夢屋本舗・とら吉 | 作者ホームページ：
作成日時：2013年9月13日 21時
