じゅうしち〜 ページ17
「そう、かな……。うん、そうかも、ごめん、ちょっとイライラしてたか、も……」
すると倒れ込むようにしてAの肩に顔を預ける。「啓悟さん！？生きてます！？」と聞けば、すやすやとした寝息が聞こえてくる。
「びっくりした〜、寝てしまっただけですか」
軽く姫抱っこをした後、鍵をかけて外へ出た。直ぐにわたあめで空中へと飛んでいく。
(体重、多分4キログラムくらい落ちてますね。ここ数日で無理をしすぎですよ啓悟さん……私ももっと早く言うべきだったかなぁ)
そんなことを考えながら最高速度で家につく。
「啓悟さ〜ん、お風呂入れます〜？」
「ん……うん、多分」
1度ソファに寝かせてから声をかけると、遅れて反応したホークスはすっと立ち上がる。しかしふらふらとしていてとても危なっかしかった。
「とりあえず私の大きめの服とバスタオルを後で置いておきますね、あ、下着は今から買ってきます。
シャワー浴びて髪の毛洗ってる間にお風呂湧くと思うので、ちゃんと温もっておくんですよ〜」
「うん……」
簡単に返事をして浴室に入っていくのを確認すると、Aは近くのコンビニへと飛んでいった。
往復3分程で家に着き、軽く夜ご飯を作り始める。
「あの様子だとすぐに寝ちゃいそうですね〜、簡単に消化にいいもの作りますか……」
水に小さく乱切りしたじゃがいもを入れ茹で始め、豆腐を小さくブロック状に切る。
じゃがいもが串を通すほどの柔らかさになったら豆腐を入れ、軽く煮込んだらわかめを入れて味噌を溶かす。
「よし、後はベッド……私はソファでいいですかね。ダブルベッド使っててよかった、翼も存分に広げられそう」
そうこうしているうちに脱衣場から濡れた髪のまま歩いてくるホークスに声をかける。
「意識ありますか？」
「ギリギリ。浴槽で2回は寝かけたけど……あれ、いい香りする」
「簡単なお味噌汁です。あ、先に白湯を飲んでくださいね」
ソファの前に置かれていた机の上に味噌汁と白湯の入ったマグカップを置く。
「いただきま〜す」
「……あ、いただきます」
食べ終わるまで会話はなく、それでも2人は一緒に仕事食べていた。
「ごちそうさまでした〜」
「ごちそうさま。……ありがとう、美味しかった」
眠たげな顔で笑うホークスに、Aはクスリと笑った。
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桜芽杏(プロフ) - えだまめさん» ひぇ〜嬉しい……！！ありがとうございます！！実はガチの趣味で書いていた物をその場のノリで載せ始めたので、こうして好きと思われて読んでくださることにとても喜びを感じます……！クライマックスも近いですが、どうぞ最後までお付き合い下さい！！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 4e2ed4ed51 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ(プロフ) - 好き…………好きです…………ちょっと不器用なホークスも可愛いのにカッコイイ夢主も雰囲気が独特なお兄さんもそれぞれを表現している桜芽杏さんの透明感のある文章も全て好きです応援しています…… (2020年4月17日 21時) (レス) id: 4f7195255d (このIDを非表示/違反報告)
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