five episodes ページ5
天藍「あの…」
声をかけても、出てこない。
なんで…だろ…
そう思いながら、試しに扉を開けてみた。
《ガラガラガラガラ》
天藍「あ…いた…」
まさかの、空いた。
びっくりしながら、中に入ってみると
天藍「い…ぬ……？」
いぬって、こんなに、大きかったっけ？
久しぶりに見たからかな？
分かんなかった…
人……いないのかな？
そう思ってると
？？「…ぎんさーん…
かぐらちゃーん…
起きてくださーい」
と、部屋の一室の中から、声が聞こえた。
？？「うるさいあるよー。
駄眼鏡。」
？？「イヤイヤイヤ！起こしてる人にそれは、おかしいでしょ！」
？？「そーだぞ。駄眼鏡。うるさい。」
と、声が聞こえてきた。
私は、くつを脱ぎ、丁寧に揃えて、
その部屋の扉を、横へスライドした。
天藍「あ………の……」
自分で言うのもなんだけど、今でも消えそうな声だった。
そして、自分で言うのもなんだけど、
通る声だから、聞こえたんだと思う。
皆-天藍「うぇぇぇぇ!?」
天藍「((ﾋﾞｸｯ))」
？？「お前、あれか？
昨日のやつか!?」
天藍「えと……」
人と、声に出して話すのは苦手だから。
そんなの言われても、声が出なくて……
だから頷くことしかできなかった。
天藍「((ｺｸﾘ))」
すると、
？？「僕は、志村新八って言います。
よろしくね」
？？「私は、神楽言うネ。よろしくネ。
私は、歌舞伎町の女王よ。」
？？「俺は、坂田銀時だ。よろしくな。」
天藍「しん…ぱち………さん…
か……ぐらさん…
銀時……さん…
？」
新八「そうですよ」
神楽「名前は？」
天藍「天……藍。
A。」
坂田「天藍A。
よろしくな。」
天藍「よ…ろし……く…」
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作者名：Luna. | 作成日時：2019年8月21日 2時
