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トントン、と階段を降りていくと味噌汁のいい香りがしてきた。
ガチ「お、おはよ」
そんな私の足音に気付いて声をかけてくれた。
『おはよ。美味しそうな匂いするねー』
もうお腹がすきすぎてどうにかなりそう。
ガチ「でしょ〜」
にこにこ笑いながら料理の盛れたお皿をダイニングテーブルへと運んでいる。
『うわぁ、めっちゃ美味しそ』
ダイニングテーブルのいつもの席に座る。
テーブルには、味噌汁とご飯、そしてスクランブルエッグとソーセージと茹でキャベツののったプレートが並んでいた。
ワクワクしながら待ってると、階段からひょいと顔が覗いた。
「おぉ、出来てる出来てる」
それはレトさんだった。
『おはー』
手を振るとレトさんも振り返してくれた。
レト「珍しく早いじゃない、お嬢さん」
『そんなことないし』
レト「いつも起こしに行ってやってんのは誰かなぁ？」
『あーあー！！知らない！！』
手で耳を塞ぎ聞こえないふりをする。
レト「そーですかー。もう起こしに行ったらんぞ」
『ごめんなさいごめんなさいレトルトさんにおこしてもらえないとこまります』
レト「うん、よろしい」
レトさんは頭をぽんっと触るといつものように
私の前側の椅子に座った。
牛沢「あれーキヨは？」
レトさんの後ろから来てたうっしーが私の右側に座るとそう言った。
『起こさなかったの？』
牛沢「いや、起こした」
レト「あいつまだ寝てるんちゃうん」
『私見てくる！』
立ち上がり、階段に向かって走りだした。
牛沢「こけんなよー」
『ぉあっ…』
後ろからそんな声が聞こえたかと思った矢先、足を滑らせて派手に転んだ
＿＿かと思ったが、痛みは来なかった。
「危ねぇな。気をつけろよなぁ」
『あ、キヨくん…』
そう、キヨくんがタイミングよく現れて支えてくれたのだ。
ガチ「おぉ、キヨファインプレー」
階段とキッチンが近いため近くにいたガッチさんがパチパチと拍手をしながらこっちを見ていた。
牛沢「キヨが遅せぇからAが見に行こうとしたんだぞー」
キヨ「へ？俺のせいなの！？」
体勢を直してくれ、一緒にダイニングテーブルへと向かう。
レト「そうそう、キヨくんのせい」
『キヨくんが起きてこないのが悪いんだよ』
にやにやしながら背の高いキヨくんを見上げると、ざけんな と頭を小突かれた。
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あちゃ - 楽しく拝見してます！リクエストみたいになるんですが、主人公ちゃんが捕まっておくすり(ヤバいやつ)打たれてくすり漬けにされ4人が助けに来てお薬抜けるまでそれぞれが苦しい思いをしながら日々を過ごす的なのを見てみたいです！これからも楽しみに待ってます！ (2021年2月15日 0時) (
レス) id: dabe64fc32 (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ@Twitterやってます(プロフ) - こういうマフィア系でTOP4のお話あまりないので、ついつい見入っちゃいました！！とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年3月15日 13時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠奈** | 作成日時：2018年9月10日 1時
