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資料と杖が92 ページ10
例え、魔法を使ったとしても一瞬で人が入れ代わる事が有る筈が無い
異能の所為で幻覚を見ていたのか？屹度、そうに違い無い
でも、仮に幻覚を見ていたとして其の直前に呪文詠唱が聞こえたのは何故だ？
だが、そんな事より
『太宰、深手を…負って』
処々流血している
太「ヴィオラ、私の怪我は後で。キャロルに逃げられて仕舞う」
そうだ、キャロル！
奴め、変身して逃亡を図ろうと
『逃がすか！アクシオ！』
キ「異能力 不思議の国のアリス！」
仕舞った。又、視界にアリスが入って…
今度は雪か、降って来る
『太宰！』
太「判っている」
そんな事をしている裡にもう吹雪に成った、視界が悪い
此れでは異能を使っても意味が無いかもしれないが、責めてもの悪足搔きだ。太宰の無効化をし易くする為に
『異能力 伊豆の踊子
苦しめ！』
ほんの僅かに、気付くのが困難な位だが雪が弱まった。効果が有ったみたいだ
気の所為かもしれないが此の異能、
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作者名：アルゲディ | 作成日時：2024年2月4日 21時
