武装探偵社の彼女はホグワーツに Ⅲ【ハリーポッター】【文豪ストレイドッグス】 (ページ47)

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資料と杖が129 ページ47

毒は躰中に回ってくるし、出血するしで最悪だ…それに、視界が霞んでくる

探偵社では重症は無傷に等しいのになァ…仮の職場で死ぬのか

毒の巡りを遅くしたいが、其れも叶わない

そうだ、ポッターとMs.ウィズリー…

『ポッター、生きてるか？』

ポ「先生、怪我している__歩いたら危ないんじゃ…」

此方も毒牙にやられたみたいだ。兎も角、2人は必ず医務室で治療を受けさせないと

ポ「フォークス…」

フォークス_確か、ダンブルドアの愛玩動物(ペット)

ポ「君は素晴らしかったよ、フォークス」

リ「ハリー・ポッター、ヴィオラ・スリザリン、君達は死んだ

死んだ。ダンブルドアの鳥にはそれが判るらしい。鳥が何をしているか、見えるかい？泣いているよ」

善く見えないが、ポッターの腕に頭を預けている

リ「僕は此処に座って、君達の臨終を見物させて貰おう。ゆっくりやって呉れ。僕は急ぎはしない

此れで有名なハリー・ポッターも…スリザリン直系の子孫のヴィオラ・スリザリンも御終いだ」

段々、リドルの声が聞取り辛くなってきた

愈々死ぬのか…もう、痛み以外は何も感じられない__太宰はずっと死(此れ)を目指していたのか…

紅いモノ…フォークスが近づいて来て、右腕に何かを乗せる

あ、__視界が晴れて、痛みが退いていく

『腕の傷が癒えている…御前、扶けて呉れたのか？フォークス』

フォークスが眼を逸らす。目線の先に何か有るのか？

ポ「先生、やりました…リドルを斃しました」

リドルが斃れた、善かった

『ポッター、怪我は？』

ポ「フォークスが治してくれました」

『そうか』

？「ぅ゙ぅ…」

部屋の隅から微かな呻き声…Ms.ウィズリーか？