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資料と杖が120 ページ38
岩塊を退けたい気持ちもあるが、人命救助の方が明らかに優先順位が高い
ウ「さあ、如何する？此方からは行けないよ。何年も掛かってしまう……」
万が一の為にポッター君を置いて行く事は出来ない。仕方無い…
『Mr.ポッター、私達は先に行こう。時間が無い』
ポ「はい、先生__ロン、其処で待っていて。ロックハートと一緒に待っていて。僕とスリザリン先生が先に進む。1時間経って戻らなかったら……」
ウ「僕は少しでも此処の岩石を取崩してみるよ。そうすれば君と先生が__帰りに此処を通れる。だからハリー__」
ポ「それじゃ、又後でね」
ポッター君の声が僅かながら震えている
『…恐いのか？』
ポ「はい、少しだけ…」
『大丈夫だ。私が君を無事に此処からMs.ウィズリーと共に連れ帰る』
生きていれば善いのだが…かなり時間が経っている。如何だろうか
…長く、曲がりくねった隧道を漸く抜けられそうだ
前方の壁に2匹の蛇が絡み合った彫刻が施されている。先刻と同じ様に蛇語で話し掛ければ開くだろう
ポ “開け”
開いた…
此の先に何が有るのか判らないが兎に角、先に進まなければ
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作者名：アルゲディ | 作成日時：2024年2月4日 21時
