資料と杖が112 ページ30
呆れた奴だ。連れ去られたのがジニー・ウィズリーではなくて此奴だったらどれ程喜んだ事か…
ス「何と、適任者が」
ん？スネイプ先生？如何いう事だ？
ス「将に適任だ。ロックハート、女子学生が怪物に拉致された。［秘密の部屋］そのものに連れ去られた。愈々貴方の出番が来ましたぞ」
ス「その通りだわ、ギルデロイ」
スプラウト先生？
ス「昨夜でしたね、確か、［秘密の部屋］への入口が何処に在るか、とっくに知っていると仰ったのは？」
成程、先生達は此処で腹いせをしようと…便乗するしか無いな
『スリザリン直系の子孫である私ですら判らないのに［秘密の部屋］の入口を知っているのか。是非とも、教えて欲しいものだ』
ロ「私は__その、私は__」
フ「そうですとも。［部屋］の中に何が居るか知っていると、自信たっぷりに私に話しませんでしたか？」
先刻迄、泣いていたフリットウィック先生も加担してきたか。圧倒的にロックハートが不利な状況になってきたな
ロ「い、云いましたか？覚えていませんが……」
ス「我輩は確かに覚えておりますぞ。ハグリッドが捕まる前に、自分が怪物と対決する好機が無かったのは、残念だとか仰いましたな」
随分とデカい口を叩く奴だな
ス「何もかも不手際だった、最初から、自分の好きなようにやらせて貰うべきだったとか？」
ロ「私は……何もそんな……貴方の誤解では……」
マ「それでは、ギルデロイ、貴方に御任せしましょう。今夜こそ絶好の好機でしょう。誰にも貴方の邪魔をさせはしませんとも。御一人で怪物と取組む事が出来ますよ。御望み通り、御好きなように」
ロ「よ、善ろしい__へ、部屋に戻って、し__支度をします」
ロックハートが出て行く。彼の意気地無し、真逆とは思うが逃げやしないだろうか？
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作者名：アルゲディ | 作成日時：2024年2月4日 21時
