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資料と杖が107 ページ25
太宰達が襲われて2週間経った
社には事情が確り伝達された様で、定期的にシェダルが仕事を運んで呉れる。と云っても機密性の低い事務仕事だけだ
ホグワーツでは電脳は使えないので全て手書きで仕事をこなさなければならない。…正直、不便だ
魔法を使って書類を作って見ようとしたが勝手に暴走するので止めた
それでも矢張り退屈なので知っている呪文を全て使って秘密の部屋を見つけようとしたが、成果は無い
加えて一部の教職員と生徒は皆、私がスリザリンの継承者だと思い込んでいるようだ
其の所為か、スリザリン生が以前より更に懐いて呉れる
だが、私が継承者かという愚問は一切してこない。仮に私がそうであったとしても殺される可能性が有るからだ
とは云え、流石に純血は殺そうとは思わない。殺るとしてもマグル生れと半純血だけだ
…前回の襲撃以来、教職員は生徒の安全確保の為に授業が入っていない時間は、城の中の巡回を命じられている
特に襲われた場所は出来るだけ近づかない様にマクゴナガル先生から云いつけられた
そして、1番面倒なのは忙しくて手が離せないという先生がいれば代役として生徒達を次の授業に連れていく事だ
此れが中々に厄介で生徒を1人も置いて行かず且つ授業に間に合わせるという厳しい条件だ
先生方は次の授業の準備も有るのによく間に合わせていて感心だ
疾く、ヨコハマに帰りたい…面倒臭い仕事が増えて厭だ
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作者名：アルゲディ | 作成日時：2024年2月4日 21時
