今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:3,473 hit
小｜中｜大
資料と杖が98 ページ16
悲惨な場面だった
悲惨だったと断定は出来ない。殺した魔法使い達を憐れむ気持ちが無いからだ
せめてもの罪償いと称して探偵社で人を救うのは偽善臭いと判っている。実際、其の通りだ
『捕虜となっていた魔法使いの中にはダンブルドアと親しい者も居た。…よく捕まえられたものだ
__最初に殺した魔法使いは初老の男だ。ダンブルドアと懇意だった
其奴は私が眼の前に立った時、私も捕まったのだと思ったらしい。とても優しい眼で私を見た
だが、私が異能を使った数秒後に其奴は全てを悟った。そして、例に洩れず苦しみ藻掻いて死んだ…殺した、と云った方が正しいな
次に殺ったのは若い魔法使い。彼の人にとって有益な情報を持っていたが其れを吐かなかった、故に牢に放り込まれた
此奴も初めて殺した奴と同じだった、信じられないという眼で…絶望と軽い憎悪を含んだ眼で私を睨んだ。まァ、でも直ぐに事切れた
後に殺した奴等も似たり寄ったりだ
…殺した魔法使いの人数は優に80〜90を超えているだろう。尤も、数えてはいなかったが
此れが私の罪だ
嗤いたければ嗤え』
太宰は此れを聞いて私を軽蔑するだろう。普通なら死罪になっても可笑しくない、それなのに無罪放免になったのだから
太「…ヴィオラには未だ話していなかったね。私の過去を」
此奴も何か抱えているのか
太「私の前職はポートマフィアだ、それも唯の構成員ではなくて幹部。此れが何を意味するか君は判るだろう」
太宰が元ポートマフィア幹部…
という事は真逆__
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルゲディ | 作成日時：2024年2月4日 21時
