武装探偵社の彼女はホグワーツに Ⅲ【ハリーポッター】【文豪ストレイドッグス】 (ページ15)

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資料と杖が97 ページ15

記憶には曖昧な部分が有るが、話す上では問題無いだろう

『過去に就いて話す、と云ったが先ず私の異能に就いて話そう』

太「異能生命体、踊子の舞を見た者を操る異能では無いのかい？」

『普段はその様にして使っているが本来は全くと云って善い程違う力を持っている。…御前はポートマフィア幹部の中原中也と彼の異能を知っているか？』

太「…嗚呼」

『前に資料で見た事が有るのだが…彼は異能が2パターン有るだろう？厳密には少し違うが…

私の異能も似たようなモノで普段は先刻云った様に人を操る

だが、本来は踊子の舞を見た者は長い間苦しむ、苦しみにも色々、種類が有るようだが詳しい事は知らない。…そして、苦しみに耐えられなくなって殺して呉れ、と踊子が一瞬で異能に掛かっている者を殺す

謂わば殺戮に向いた異能だ

…話を本題に移そう

私は昔、父上や母上と同じく例の彼の人を信奉していた。勿論、2人が死喰い人である事も知っていた

話を私が10歳の頃に飛ばそう。__或る日、突然、父上が私は異能力者だと気付いた

何でも、邸で飼っていた蛇を異能で誤って殺した場面を目撃したのが原因らしい。此の事は全く覚えていないが

父上は私の異能を役立てたいと思ったそうだ。そこで行き着いたのが敵対する魔法使い達を殺す事、此方にしてみれば善い見せしめになるからな

…それで、此の考えを父上が彼の人に話した処、とても気に入られたらしい

数日経って、私は父上と母上に連れられて何処か知らない場所に行った。今でも何処だったのか判らない

兎に角、其処には沢山の捕虜の魔法使いが居た

皆、牢に入れられて自由を奪われていた

思えば悲惨な場面だったのかもしれない』