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「 でさあ、俺とジェイドがシャワールームに着いた時、アズール半泣きになってんだもん」
笑いすぎて涙を浮かべるフロイドは随分と楽しそうだ。
アズールは怒りで肩を震わせているというのに。
「 それよりもフロイド、いい加減重い｣
ジェイドが用意してくれた飯を食べている間も、フロイドは人の身体に寄りかかってきて鬱陶しい。俺は飯の時間を邪魔されるのが死ぬほど嫌いだ。
「 フロイド、逆上されて頭から食べられても文句は言えないですよ｣
「 いーよ別に、ナマズちゃんにはそんな力残ってねーし」
「 か弱く見えるのが得意なんですよ、この食い意地のはったワニは｣
「 俺はか弱いぞ。 そもそも視野が狭い」
空になった皿をジェイドに渡す。 ようやく食欲が満たされて気分はいい。 しかし、数ヶ月ぶりに女に戻るのは変な気分。 全体的に身体がぷにぷにするからなのか、フロイドがこうしてやたらと構ってくるし。
「 あっは、ナマズちゃんにぷにぷにしてる」
「 俺は太ってない。 太らない体質なんでな｣
「 僕の方を見ながら言うのは喧嘩を売っているという認識でいいですか？」
眼鏡をかけ直す仕草がやりづらそうに見えて、視線はある一点に釘付けになる。
「 なあ、アズール……お前また飛行の授業でホウキから落ちて腕折ったのか？」
明らかに朝は普通だった左手にはギプスが巻かれて、首から布で吊るされ固定されている状態。
昨年、アズールは飛行の授業でホウキから落下してひっそり部屋で泣きべそをかいていたから、今回もそれだろうか。
「 シラを切るつもりですか？ この腕は貴方にやられたんですよ！ 貴方に！」
「 飛ぶの苦手なのは俺のせいじゃない」
「 違いますよ！ 貴方が僕の腕に噛み付いたから、それで骨折したんです！」
「 ああ夢の中で出てきた腕はお前の腕だったのか。 じゃあ笑い声はフロイドとジェイド……？ ん、謎が解けた」
味のしない腕だったな。 てことは……
よく見てみると制服の左袖だけが不自然に破れているではないか。
「 ……腕も制服も、魔法で治せばよくね」
「 それは僕も提案したのですが、アズールがどうしても貴方にやられたと見せたかったんでしょう」
「 自分の行いを反省してもらうために治さなかっただですよ」
マジカルペンを一振すれば全て元通り。
反省も何も、俺からすれば夢みたいなもんだからなあ。
「 ……まあ、ドンマイドンマイ」
「 あなたが言いますか！！」
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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