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「 Aさん？｣
「 あ？ ああ……これ、報告書」
「 ……はい。今回は大丈夫そうですね」
彼女が作成した報告書に目を通すと、普段は訂正箇所が多いのにきちんと一人で全部書ききれている。
机に座りはするもののポケットからお菓子やら加工製品を取り出して食べ始める彼女が、遊び始める間もなく作成できた事に涙が出そうだ。
「 ジェイドなんで泣いてんだ……」
「 Aさんの成長に感動しています」
「 感動ついでに一つ言っていいか？｣
「 はい、なんなりと」
書類をまとめるジェイドの横を通り過ぎ、控え室の入口まで移動して
「 ジェイドって部屋でキノコ育ててるだろ」
「 はい。毎日眺めていますが飽きませんね」
「 ……この前部屋に入った時に、腹減ってつまみ食いした」
「 なんですって？」
まとめていた手を止めて振り返るが、そこには既に彼女の姿はなかった。ジェイドの雷が落ちるよりも早くその場から撤退。
背に腹はかえられぬ。人間の三大欲求のうちの一つである食欲、ソレは決して逆らえないのだ。自白しただけ赦して欲しい。
まあ、食べたのは一週間ほど前だから、ジェイドはそれに気づかずに毎日眺めていた自分が恥ずかしくて堪らないって言い出すかもしれないけれど。
「 ……ジェイドが珍しく息を切らして貴方を探していましたが何をしたんですか？」
「 出来心だ」
「 狭いんで机の下に隠れないでください……これからまた新たに契約しなければならない生徒がいるんですから」
VIPルームにて作業を行っていたアズールの元へ飛び込んできたのはA。小さくはない身体を無理やり机の下に身を隠している状態。アズールは机に向かって椅子に座ったまま。
これではまるでアズールが匿っているかのよう。
「 ごめんで赦されるとは思ってない」
「 反省しているんですか？成長しましたね」
「 鮮やかな色をしている割には不味かった……なあ、不味いって教えてあげるべきだったか？」
「 それ毒キノコですよ絶対」
腹を下さないことに関してはもう疑問はない。
ただ、常識的に考えて身体に異常をきたしていない時点でたいそう立派な内蔵をお持ちで、としか。
「 はあ、ジェイドは滅多に怒らないというのに｣
「 俺思うんだけど……こういう時にワニに戻ったら手っ取り早いだろ？｣
「 その為にわざわざ僕のところに来たんですか？ご苦労様です、絶対に分けてなんてやらないからな」
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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