俺と一緒に…

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慧side



次に目が覚めると、足元が少し重かった

…高木じゃん


一晩中ついててくれたのか、とか思ったけどまだ朝でもないな

なんでこんなに眠り浅いんだよ

さっき寝た時から3時間ぐらいしかたってねぇな……


雄「ん……はっ！」

「ｺﾞﾎｯ おはよう高木」

雄「ごめん寝ちゃってた」

「疲れてんだよ、もっと寝てなよ」

雄「苦しくない？脈はおっけー、冷えピタぬるくなってるね、枕も新しくしようか、あと熱計って」

「はいはい」


一気に喋るから最初のほう忘れちゃたよ

熱は39.5か、ちょっと下がったかな

多分肺炎だな…ま、レントゲン撮ればわかることだし


雄「体温計貸して、」

「ほーい ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

雄「大丈夫？」

「平気、発作じゃないｺﾞﾎｯ」

雄「それとごめん」

「なんで謝るの」

高木が悪いことをした子どもの様に小さくなって謝ってきた

雄「……薮くん達に言うなってこと……言っちゃった」

「そっか…」

雄「怒んないの？」

うろ覚えだけど薮に血液検査しろって言われた覚えあるし、知念だけの情報じゃないことぐらい勘づいてた

「あーそうだ、高木採血してよ」

雄「えっ！？いいの？」

「どうせやるんだったら薮達より先に結果みたい」

薮と光のことだし、どうせ説得されてやるんだろう

検査するまでもないけどね…


もう、ちゃんと知らなきゃ…

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