コスプレ競走【下ネタ注意、苦手な方は飛ばしましょう】 ページ28
そして、アンダーバーがコスプレ姿を披露しにトラックへと入る時間がやってきた。
「お前ら待たせたな!皆大好き、コスプレ競走の時間がやってきたぞ!クオリティが高かった人のクラスにはポイントが入るぞ!
今からは男子部門、今回もたくさんの人が参加してくれたな……
おや?あそこに女の子がいるぞ……?」
司会を務めている放送委員の男が、勇ましく声を張っている。マイク越しであるため、なおさら煩い。
そんな彼が、一人の人間に目を止めた。黒いメイド服を来た長い金髪の……女性に見える。
「ちょっとそこのレーンの人、女子部門はこの後だから!」
「なーに言ってんのよ!?アタシは男よ!いくらアタシが可愛いからって、失礼じゃないっ!」
と、フリーダムにクルクルと回りながら言い返している。彼の声を知っているクラスメートは、そのやりとりの現場を見て腹を抱えて笑う。
「……じゃあ、今から調べに行くからな!逃げるなよ!?」
と言い残し、放送委員の男はアンダーバーの元へと近寄る。
近寄ってしっかりと見れば見るほど、女子に見えてくる不思議があった。
「確かに腕はガッチリしてるけど、足が綺麗だし……身長は俺より小さいし、顔は可愛いし……」
「じゃあ確かめてみなさいよ、アタシのアンダーバーを!」
と、アンダーバーは男の手を掴み、スカートの中へと引き込んだ。
その瞬間の空気は、世界が止まったかのように静かだった……
手を離し、男は放送席へと静かに戻った。そして一言。
「アンダーバー君のアンダーバーは、しっかり付いていました……」
その言葉で、会場は一気にわいた。苦笑いを浮かべる者もいたが、大体は体を大きく動かしながら大声で笑っていた。
「タイプだったのにな……残念」
男ががっかりしていたのは、そのためであった……ということは、男の隣にいる曲担当のもう一人の放送委員にしか知られていない。
10人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
デ・ロイテル(プロフ) - 7位イイね (2018年10月9日 22時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - もう大丈夫だと思います (2018年9月28日 18時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - サイコパスさん» いいな〜、私まだアーカイブも見れてないんですよ。なんか、その様子がすぐに想像できてしまいますww (2018年9月12日 18時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - 楽しかったでホラーゲーム実況楽しかったです!アンさんが上手いのにアワアワしてる感じがまさに撲殺天使…ちなみに、リアタイで見れました( ≧∀≦)ノ (2018年9月12日 17時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - ありがとうございます!自分も好きなときに勝手にコメントする感じになるので、無理無く返信いただけるとありがたいです。 (2018年9月10日 10時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Olivie | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時:2018年5月10日 23時