だいすき。 (ページ9)

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夏樹side

「ほら、起きろ」

貴『んんー』

「ほら」

そう言ってほっぺをつねるとわかったわかったと言ってバスから降りる。

いつもどうりの朝…この出来事を除いては

タクト「おはよー会長。犯人探しごくろーさんでした」

貴『あ！つばめ…』

南「Aはここにいて。」

貴『え？うん』

美森「犯人見つかったって」

エミリー「油虫だって」

そう言ってスマホの画面を見せるエミリー。

貴『え？なに？何があったの？』

「後で話す」

玲奈「今朝流出してたの。誰が流したかわかんないんだけどー」

美森「油虫ならさっき金時に呼び出されたよ？つばめも後で来るようにーって」

つばめ「だって油森くん、あの時私と…あ、えと…とにかく、貴「え！なにこれ」え、Aさん？」

波留、タクト「あちゃー」

隣にいたはずのAはいつの間にか会長の背後からエミリーのスマホを覗き、そのツイートを見てしまった。

やばい、そう思ったのに。

貴「油森くんって、こんな人だったんだ。」

こいつの発言にはいつも驚かされる。

Aside

エミリーのスマホ。画面にあるのは油森くん。

ああ、やらされたんだろう。

みんなの反応を見て、そう思った。

だけど、その一瞬で辿り着いた答えは、

油森を突き放すだったんだ