検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,677 hit

真っ暗だった世界を変えてくれたのは ページ19

侑は部活以外時間がある時に病院に必ず来てくれる。


たまに治くんが先に来てたらすぐに喧嘩してしまうんだけど。


そして、私は痛みが大分引いてリハビリを再開した。



はやく侑の隣に立ちたくて、歩きたくて必死に歩く練習をしている。


侑は練習風景を見てくれてるんだけど…


侑「A〜!誰やねんその男!おいお前!俺のAにベタベタ触んなや!」


うるさい…


『理学療法士さんだから!…すみません、続けてください』


理「あはは…」


毎回私の練習風景見る度こうなんだよね…


ある日


リハビリが終わって病室に戻っていると


侑「な、なぁ…A」


『何?』


珍しくおとなしいな


侑「サムの鞄についてる御守りってサムから聞いたんやけど…Aがあげたん?」


『うん!誕プレと試合頑張って!ってことでね。それがどうかした?』


侑「俺もっ俺もAから何か欲しい!」


え、いきなり何?学校で治くんとまた揉めたのかな…


と色々考えていると


患「Aちゃん今日も彼氏くんと一緒なのね〜将来良い夫婦になりそうね〜」


突然患者のおばあちゃんにそんなことを言われた。


夫婦?


侑「当たり前や!俺がAを幸せにすんねん!」


何を急に…!///


侑は“夫婦“という言葉に声のトーンが上がって嬉しそうにしていた。


患「まぁ〜!Aちゃんが羨ましいわ〜!結婚式は招待してね!」


侑「ばあちゃんも長生きしてや!」


おばあちゃんと侑の会話についていけない。


夫婦か〜先の話でよく分からないや


でもこうやって色んな人を笑顔にしてる侑と出会って、好きになってよかったなって思えた。


最初は侑のこと知らなかったし、出会って侑のことが好きだと分かればすれ違ってばっかりで、離れてしまうこともあったけど侑は私のところに戻ってきてくれた。


侑、私の真っ暗だった世界に光を与えてくれてありがとう。



侑が初めてここに来た時、光が差し込んだように感じた。



バレーが大好きで、よく治くんと揉めたり時には泣いて笑って自由な


そんなあなたは


真っ暗だった私の世界を変えてくれました。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←正しい選択  宮侑



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 稲荷崎 , 宮侑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うぃるうぃる | 作成日時:2022年8月25日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。