再視 ページ28
金曜日。
出発当日。
まだ侑くんが好きだと分かって、モヤモヤが消えない。
今更みんなにも言えない。
この気持ちに蓋をしなければならない。
ルカ、葵、みな、愛と過ごす時間が少なくなる。
私はみんなで過ごす時間を大切にした。
放課後
私は正門を出ようとする。振り向けばみんなが手を振ってくれた。
空港に行く時間は夜。
みんな部活で時間的に空港に行くことは無理になった。
私は手を振り返す。
『ごめんね...!ありがとう...!こんな私と仲良くしてくれてありがとう...!』
聞こえるはずのない声でみんなに伝える。
夕方。
荷物を持って空港に行く。
母「美優なんかあったら電話して。。。って、あ!」
『何...』
母「予約に誤りがある!ごめんA!まだ飛行機乗るまで時間あるから後から空港来て!お母さん先に行ってる!」
と言ってお母さんは急いで家を出てしまった。
数時間後
そろそろ行った方がいいと思って家を出る。
空港行くまで電車を使おうと駅に着く。
私は後ろを振り返った。
ここに来たおかげで私はみんなと出会い、侑くんと出会い、自分自身成長したと思う。
『再见(さようなら)』
ルカ達も侑くんも...幸せにね
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作者名:うぃるうぃる | 作成日時:2021年8月29日 23時