第３３話 シルバーリング ページ36
雲「簡単に説明すると、こうだよ。理解した？」
貴「は、はい・・でも・・・ツナさん達がマフィア・・？しかもツナさんがボス・・？」
雲「君はしばらくこっちで生活してもらうから」
貴「え、こっちって？」
雲「僕の風紀財閥のアジトさ。あの草食動物達とはアジトは繋がってるから、行こうと思えばいつでも行ける。もちろん僕は群れるなんて御免だけど」
貴「・・・フフッ」
雲「？」
貴「やっぱり、恭弥は何年たっても恭弥だ・・」
楽しそうに笑うA
雲「当たり前でしょ。僕なんだから」
貴「・・でも、今の私が知ってる恭弥は・・・」
雲「・・・」
貴「どうして貴方は、私に優しくしてくれるんですか・・？恭弥は、私が嫌いなんですよね・・」
視線を下に落しながら呟く
雲「・・・それは今の僕が答える事はできないよ。過去の僕に聞いて」
貴「・・・」
雲「・・ここ」
足を止めた雲雀
いつの間にか、廊下は和風一式な場所になっており
目の前には襖
雲「この時代の君が使ってた部屋さ」
貴「私が・・？」
雲「君の部屋なんだ。自由に使いなよ」
貴「あ、ありがとうございます」
雲「じゃあ、僕は行くから。落ち着いたら向こう・・草食動物達のアジトに行ってみるといい。地図は君の机の引き出しに入ってたはずだし」
それだけ言い、廊下の奥へ進んでいく雲雀
その背を見て、Aは部屋の襖を開ける
貴「・・・」
去っていく雲雀の手に、見てしまった指輪
左手の薬指につけられたシルバーリング
貴「恭弥・・結婚したんだ・・・」
部屋の畳に座り込み、呟く
貴「お嫁さん・・きっと素敵な人なんだろうな」
俯き、発せられたその声には
祝福と、悲しみが混ざっていた
知らされたこの時代の残酷な事実
そして雲雀の事
Aの頭は、グチャグチャだった
布団の中で眠るAの頬には、涙
ス・・
静かに開いた部屋の襖
雲「・・・」
Aを起こさないように、近づく
雲「！」
Aの涙に気付き、眉を顰める
眠るAの横に膝をつき、涙を拭おうと手を伸ばす
貴「・・・ろく・・ど・・さん」
雲「っ」
伸ばした手は空中で止まった
ギュ・・ッ
きつく拳を握った手は、雲雀の下へ戻される
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マシマロ王子♪(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！！今年は雪も降りましたね・・・ユキさんも体調にお気を付けて〜！ (2016年1月22日 19時) (
レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 大丈夫ですか？体にはくれぐれもお気をつけてください((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2016年1月21日 19時) (レス) id: 51b6f03de2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - ２日？ぶりの投稿です！！すみませんでした！！３年ぶりに風邪を引いてしまいました（泣） (2016年1月21日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - もう恭弥さんも骸も大好き:;(∩´///`∩);: (2016年1月19日 21時) (レス) id: 51b6f03de2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 実際私もちょっとキュンキュンしながら書いてますｗ ナッポーもミカンもどっちも好きだあああ（ｒｙ← (2016年1月18日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2015年12月27日 19時
