第１２話 見えるもの ページ15
バっと振り向くと、そこには藍色の独特な髪型で
同じ藍色の目をし、右目が髪で隠れている少年が立っていた
貴「だ、だれ・・？」
骸「・・六道骸」
一瞬名乗るのを躊躇したような気がした
貴「六道骸・・なんだか不思議な名前」
骸「クフフ・・輪廻の六道に、屍の骸・・・気味の悪い名前でしょう」
貴「・・ううん。だって、六道くんは少なくともその名前を気に入ってるから、ちゃんと名乗ってくれたんでしょ？なら、気味悪いなんて思わないよ(ニコ」
骸「！」
驚いた顔をしている骸
そしてフっと一度笑うと
骸「クフフフフフ・・・面白い事を言う」
面白そうに、少し嬉しそうに笑う
骸「ですが」
隠れていた片目・・右目が、Aの目に映った
貴「！」
骸「この目を見ても、そう思えますか？」
その右目は、左目の藍色とは反対の
炎のような赤色だった
貴「オッド・・アイ・・？」
骸「えぇ。・・・血のような赤色」
貴「六道くんは、その目は嫌い？」
骸「・・いいえ、この目は色々と役立っていますからね。嫌いではない」
貴「なら、貴方自身が嫌いじゃない事を、他人が否定する筋合いはないよ。それに・・・」
骸に近づき、そっと骸の頬に触れ
骸「！」
貴「もっと自信もっていいんじゃないかな。綺麗よ？その青い目も、赤い目も」
真っ直ぐ、骸の目を見つめる
骸「・・・貴方は、本当におかしな人だ」
頬に添えられた手に、自分の手を添える
サアアアア・・・
貴「！・・・綺麗」
風に舞う花びら
骸「貴方がそう見えているという事は、少しは気が晴れたのでしょうか？」
貴「・・あ、見えるものも見えないって・・そういう事だったのね」
骸「クフフフフ・・どうです？このまま僕と花見でも」
貴「いいの？」
骸「えぇ、貴方なら」
貴「フフッ六道くんこそ、おかしな人」
桜の木を見上げるA
その表情は、とても優しかった
骸「・・・」
その横顔を横目で見ている骸
貴「あ」
骸「？」
貴「まだ名前言ってなかったよね。私は藤堂A、よろしくね六道くん」
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マシマロ王子♪(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！！今年は雪も降りましたね・・・ユキさんも体調にお気を付けて〜！ (2016年1月22日 19時) (
レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 大丈夫ですか？体にはくれぐれもお気をつけてください((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2016年1月21日 19時) (レス) id: 51b6f03de2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - ２日？ぶりの投稿です！！すみませんでした！！３年ぶりに風邪を引いてしまいました（泣） (2016年1月21日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - もう恭弥さんも骸も大好き:;(∩´///`∩);: (2016年1月19日 21時) (レス) id: 51b6f03de2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 実際私もちょっとキュンキュンしながら書いてますｗ ナッポーもミカンもどっちも好きだあああ（ｒｙ← (2016年1月18日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2015年12月27日 19時
