ふたりきり ページ41
"翔くん…"と言いかけた時
松本さんの大きな声が楽屋に響いた。
『みなさーん！隣の部屋でちょっとした打ち上げしますんで、移動お願いしまーす！』
待って…。
謝らなくちゃ。
説明しなくちゃ…
そう思ってたら
松本さんが近づいてきて
『加藤も参加するだろ？来いよ。』
"え？あ、はい！"と
動揺するシゲくんの肩を抱き
部屋に残った人達を押し出すようにして
あっという間にドアの向こうへと
全員が消えていった。
さっきまでの喧騒が嘘のように
廊下でワイワイと声が聴こえるだけの
静かな楽屋。
そしてふたりきり…
2人して見つめていたドアが再び開いて
松本さんが顔を覗かせた。
『翔くん、念のため鍵ね。』
鍵をかける仕草をして
私にペコっと会釈してドアが閉まる。
『ふっ。さすが松潤。かっけーな』
スニーカーを擦るようにして
鍵をかけに行った翔くん。
表情の見えない背中に
そのまま出て行ってしまうんじゃないかって
不安まで沸いてきて
思わず背中を追いかけていた。
「翔くん」
立ち止まると
ガチャっと
鍵が閉まった音が響いた。
下を向いたまま振り返った翔くんは
俯いているせいもあって無表情。
ふーっとついた息すらも
ため息なんじゃないかって
思いそうになる。
「あの---」
一歩だけ
翔くんが私に近づいた。
そして言いかけた言葉は
汗と薄く残った香水の香りに包まれて
翔くんの胸の中へと押し込まれていった。
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ハル - もう読んでいてキュンキュンがとまりません（≧∇≦）はまっちゃいました！本当に櫻井くんの恋人になった気分で、とっても嬉しい気持ちで読んでます！多分iPod片手に1人でニヤニヤしながら読んでて気持ち悪いと思うけど。。笑 更新頑張って下さい！！応援してます^o^ (2014年4月14日 23時) (
レス) id: 0088e320b3 (このIDを非表示/違反報告)
Love(プロフ) - 麻里香さん» ありがとうございます〜o(≧▽≦)o マイペースでもいいなんて、優しいお言葉、とても嬉しいです!！引き続きPart 6もよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年2月5日 20時) (レス) id: 92b9e48678 (このIDを非表示/違反報告)
麻里香 - 一気読みしました！すっごいおもしろいです。胸キュンがとまりません!!更新マイペースで良いので、頑張ってください（＾∪＾）ｂ (2014年2月5日 18時) (レス) id: d2032a52b4 (このIDを非表示/違反報告)
Love(プロフ) - 柚葉さん» 柚葉さん、ありがとうございます！更新遅くてすいません(´；ω；`) ちょっとずつ出せるように頑張るので、楽しみにしててくださいね！ (2014年1月16日 21時) (レス) id: 92b9e48678 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - 一気にばぁっと読みました！面白いですね！続きが気になります！早く更新して欲しいなぁ(≧∇≦)！ (2014年1月16日 20時) (レス) id: cce7abdbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Love
| 作成日時：2013年12月8日 11時
