推しと青春始めます。【名前変換オリジナル】

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酒井椿、高校2年生



本日、転校します。









転校先は超都会の笹ヶ丘学院高校





元々田舎生まれの田舎育ちだったから、いきなり超都会の生活になんて慣れるかどうか分からない








父「椿〜、もうすぐ着くからなー！」



「うん！」







私と父さんは2人暮らしだ。
今回は父さんの転勤でこっちに引っ越すことになった。

もちろん父さんとは仲がいいから全然平気
前の学校でも普通にやってたけど、特別に仲がいい子はいなかった。


私は前の学校であまり良い思いしなかったから…









父「あ、椿アレ聞くか？最近好きだっていうグループの曲」



「あー！diva☆かけて！！」







1年前にデビューした4人組男性ユニットグループ
『diva☆』に最近ハマっている。

みんなとにかく顔がいい！

曲もいいし、歌もダンスも上手いから尊敬しているんだ！









「うふふっ、これこれ♪」





大好きなグループの大好きな曲を聴きながら

転校先まで車の中で私は揺られていた。









父「…椿、向こうでは大切な人を作りなさい」




「…無理ね、父さん」





父「お前は誰かに頼れない性格なんだからさ、彼氏の1人でも連れて来たら父さん安心なんだけどなー」









ありえないわ



私はもう何にも本気になれないんだから。





「ふふっ、無理無理」

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