推しと青春始めます。【名前変換オリジナル】

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ちゃぷん…




学校のプールに1人、私の影だけが写ってる。


片足入れてみたけれど、初夏の水中はまだ寒くて
私の身体に触れることがまるで嫌みたい







「…はぁ」






ため息をついても、下を向いても
泳ぎは上達しないのにね






柚くんに話した1年前の事
未だに鮮明に覚えているんだ。母さんが死んだ時



私の世界は別のものにでもなったんだと思った。



もう、立ち直る事は出来ないと思った。
学校で表面上の同情される事に耐えられなくて



私は次第に笑顔を失った。






そんな私に父さんは転校という選択肢を出してくれた。
ここに来て、diva☆のみんなとも委員長とも仲良くなれて毎日が楽しくって…幸せな反面
少し怖くなるんだよね


この幸せがずっと続いて欲しい…。









？「なにしてんの？」








「だ、誰！？」







北斗「俺だけど…」




振り向くと、そこには体操着姿の北斗くんが立っていた。
片足だけプールに入れてぼーっとしている私を見て
おそらく驚いて話しかけてくれたのだろう







北斗「どうした？1人だし、水着だし…」









北斗くんは私をちらっと見てから目を逸らした。


この格好…少し私も恥ずかしい








「あ、あはは北斗くんか…実は泳ぎの練習」









北斗「…でもやけに」







「…？」








北斗「悲しそうな顔してた。」

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