平凡少女は今日も平凡に生きたい～日常編～ (ページ9)

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作法委員会の活動ページ9

『……。』

仙「どうしたA。元気が無いな。何かあったのか？」

『……どうも何もさっきのバレーで疲れたに決ま
ってるじゃないですか。それも立花先輩のせいで。』

(あ、言ってしまった。)

仙「何の事だか。」

(うわ……仙蔵スマイルと共に華麗にスルーしやがった。)

綾「それもいいですけどー、今日は何をやるんですかー？」

(喜八郎、話を逸らしてくれるとか、神極まりない。)

仙「ふむ……。やはり、予算会議の為の、文次郎に向けた罠作りだな。」

お約束の罠作り。役目としては、伝七が頭脳係、兵太夫と喜八郎が仕掛け職人、私が補佐・材料調達係、立花先輩が監督、そして藤内が抑止力といった所だろうか。藤内がいなければ、今頃、学園中に怪我人が出ているだろう。

綾「じゃあ、兵太夫は僕の作った穴に……」

伝「あ、この通りの方が人通りが程よく多いので……」

笹「こっちの方がスリル感が増しそうじゃ……」

藤「何いってるんだ！こんな所に仕掛けたら……」

『いやぁ楽しそうですね、皆。』

仙「イキイキしてるな。」

『藤内は別の意味ですが。』

仙「まあ、良心として藤内にはいつも感謝している。」

『そうですね。』

そんなこんなで、今日も全ての活動時間を"打倒・潮江文次郎企画"で費やすことになった。

仙「生首フィギュアの手入れは……」

『明日やりますか。』

綾「そうですねー。」