過酷な付き合い ページ8
七「よし!じゃあやるぞ!!」
『え。これ六年生しかいないじゃないですか。』
七「そうだが?」
『六年生って確か六人だから人員不足は無いはずじゃ……』
七「あぁ。仙蔵が実況に回るというのでな。ほら、あそこ。」
仙「ピースピーース」
(よし、立花先輩。私、貴方を恨みます。後でめっためたにしてやんよ!あー、なんかやる気出てきた。)
七「よし行くぞ!!」
『はい!七松先輩!!』
こうして、いけどんバレーは始まったのだった。
仙「潮江文次郎、食満留三郎、善法寺伊作VS七松小平太、中在家長次、そして飛び入り参加の勇者水無月Aの戦いです。一体どうなるのでしょうか。」
『ちょ!好きでやってる訳じゃないんだよこっちは!この作法委員会委員長め!全ては貴方のせいなんだよ!!"勇者"って……。』
仙「勇者水無月Aが何か私に文句があるようだ。」
『な、無いですって!』
(委員会直属の立花先輩に文句言うなんて私ができるか!恐れ多すぎて、一生できないわ!)
留「食満・とめ・アターック!!!」
『え?は?こっち来ないで!』
仙「おっと、勇者が食満・とめ・アタックをガードした。なかなかやるな勇者。それに対して留三郎は唖然としている。そこを長次は見逃さない。」
文「お前、よくこの状況で冷静に実況なんかしてられるな……。」
仙「おっと危ない、文次郎の所にボールが来るぞ。」
文「え?は!?」
七「やったぞA!留三郎のアタックを阻止するとは中々の腕だな!お前、体育委員会に入らないか?」
『無理です。』
仙「そうだぞ。Aは作法委員会が一番似合うからな。」
七「ちぇーっ。」
仙「Aは一流の戦国作法を身につけたくこの委員会に所属したのだろう?」
『え、ぇぇ?はい。』
(この状況で、じゃんけんで負けて仕方なく作法委員会に所属になったなんて言えるか!)
七「よし!バレー続けるぞ!」
『えぇ!まだやるんですか!?』
七「当たり前だ!」
『嘘だ……。』
この後、委員会直前一分前までバレーが続いたのは言うまでもない。
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作者名:霧雨 如川 | 作成日時:2018年8月22日 17時