平凡少女は今日も平凡に生きたい〜日常編〜

何かと愉快な四い ページ39

『滝夜叉丸は遠慮しないの。はい、これ。』

綾「わー！」

滝「開けるな！しかも雑に開けるな！」

綾「雑じゃないよ。」

滝「……。確かに。あんなに早く開けたのに、包装紙がほんの少しも破れてない。」

綾「特技だからねぇ！」

滝「妙な特技だな……。では、私も。」

『どうぞどうぞ。』

綾「あ、これー。」

滝「これは！」

『風鈴でしたー。最近、暑いよね。』

綾「！滝夜叉丸と音が違う。」

滝「おぉ……これは美しい音色……私にぴったりだ！ありがとうございます！！」

綾「ﾘｰｰﾝﾘｰｰﾝﾘｰｰﾝﾘｰﾝﾘｰﾝﾘｰﾝ」

滝「やかましいわっ！」

綾「いやぁ、音色が美しかったから……」

滝「だからといって指で弾くな！全く、風流というものを学びなさい……。」

綾「はいはい。」

滝「大体、お前は作法委員会で……」

綾「戦の作法ですー。戦には風鈴なんて出てこないし。」

滝「だからといって常識というgdgd……」

綾「A先輩行きましょう。そのお団子屋さん。」

『そうだね。滝夜叉丸、置いてくよー。』

滝「ハッ！！いや、それは……。」

綾「……ずっとgdってれば良かったのに。」

滝「なんだと！？」

綾「……A先輩ー。」

『何、近いよ喜八郎……。』

綾「いつも通りです。」

滝「喜八郎……人前で見せつけてくれるな。」

綾「……嫌だ。」

『暑いよ喜八郎。暑い暑い。』

綾「うーん。しょうがないですね。」



滝夜叉丸side
昔から、喜八郎は水無月先輩の事を気に入っている。いや、執着している。勿論、私も尊敬してはいるが、それは決して恋愛感情ではない。
そして、なんやかんやいって、水無月先輩も喜八郎を何かと一番気に入ってるように見える。
……ここは、この実技も一番教科も一番の滝夜叉丸が応援をしてやるか。全く…喜八郎も世話の焼けるヤツだな……。このgdgd……である滝夜叉丸！喜八郎と水無月先輩をくっつけて見せましょう！

行列の秘密とは→←性格は全く違えど、行動は似ている

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