性格は全く違えど、行動は似ている ページ38
綾部side
自分の墨汁を買うついでにA先輩にも何か贈り物をしよう。A先輩なら何でも良さそうだけど……あ、あれにしよう。あれなら喜んでもらえるに違いない!!
滝夜叉丸side
やはり、でも自分のバラだけを買うのは何かこうしっくり来ないな……そうか!水無月先輩にも何か買っていこう!!あぁ……学年で実技No.1、教科もNo.1で、さらにはgdgd……であるこの滝夜叉丸が先輩に贈り物をするというgdgd……な行為!!本当に絵になる……!!さすがはgdgd……の最高に美しい私!
Aside
五年生にはあの例の団子屋でも買っていくことにしようかなー。後は喜八郎と滝夜叉丸……うーん。一年下の男子二人に何かをあげるなんて考えたことも無かったし……どうしよう。しかも、それぞれ好きなものが違いすぎる……。ん!あー。あれなんかどうだろう?よし、決まった!
一刻後……
『あ!二人とも!』
滝「会えた!三人全員でこんなにもすんなりと目的地で会うことができた!」
『いや、普通会えるでしょ。』
滝「いや、それが……私の体育委員会の後輩である次屋三……」
綾「次屋三之助が無自覚な方向音痴だから、普段からすんなり目的地で会えることなんて少ないんですよー。しかも、肝心の六年生の方もあのいけどんの七松先輩ですからねー……。」
滝「台詞取るなー!!!」
綾「ピーース」
『あはは……。』
綾「それよりA先輩。はい、これ。あげます。」
『え?喜八郎?いいの?』
綾「はい、日頃の感謝ってヤツです。開けてみてください。」
『あ!扇子?しかもこの柄……あ。』
綾「はい。この前、町に一緒に出掛けたときに欲しいと言ってた帯の柄です。」
『え!でも、あれ一年前位のことじゃなかった?』
綾「それくらい覚えてますよー。」
『うわー、すご……!ありがとう!』
綾「いえいえ!」
滝「喜八郎……私もこれが……」
『あ、滝夜叉丸もくれるの?なんか悪いねー。』
滝「いえいえ、いつも喜八郎がお世話になっていますから。ほんのお礼です。」
『開けてもいい?』
滝「ええ、どうぞ。」
『お!これは手拭いか!ご丁寧に包装紙まで……ありがとう!』
滝「いえいえ。これから夏ですからね。暑くなると思いまして。」
『心遣いとても嬉しい……!お、それで私からもあるのだよ。』
綾「お!」
滝「いや、それは……」
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作者名:霧雨 如川 | 作成日時:2018年8月22日 17時