平凡少女は今日も平凡に生きたい～日常編～ (ページ31)

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五年生の作戦会議② ページ31

雷「……どうしよう、Aが死んだ表情をしてるよ。」

『裏……山？あっははは！それは面白そう！あはははは！』

竹「壊れたな、こりゃ。」

鉢「うーん。じゃあ、半刻っていう時間の区切りにしようか。」

兵「それなら、確かに先も見えるし、苦労も少なさそうだね。」

雷「それでどうかな？」

『半刻……か。うん。うん！私、それなら頑張るよー。』

竹「成立だな。」

勘「よし！じゃあ、明日から頑張っていこう！だからA。明日から体も精神も疲れると思うから、今日はゆっくり休むんだよ。」

『いつも悪いね……。』

雷「いえいえ。こちらこそ。」

鉢「少しずつでいいから、伸ばしていこうな！」

兵「こっちも一緒に頑張るよ！あ、後、豆腐料理できたら呼ぶね。」

竹「うわー、豆腐地獄。」

兵「あ？」

竹「いや、何でもありません。」

『皆……ありがと。(もう何でも良いや。)』

五年「おうっ！！」

いやー。皆、良い人達だなー。何か、お礼しないと。まあひとまず、皆のお言葉に甘えさせてもらって、今日はゆっくりするかなー。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ……

雷「これ、僕の部屋に置いていった勉強道具。」

『あ！そうだった！わざわざありがとうね！』

雷「いやいや、ゆっくり休んでね。」

『うん。そうするよ。』

雷「じゃ。」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ……

改めて、障子の閉め方って性格が出るな……と思う。

くノたまや忍たまの皆も気を使ってくれたのだろう。その日に私の部屋に訪れた人はいなかった。そして、結局その日は、自室で小物を作ったり、本を読んだり、明日修理に出す弓矢を手入れしたりして終わった。