平凡少女は今日も平凡に生きたい～日常編～ (ページ29)

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学園長先生の突然の思いつきページ29

学園長先生の部屋にて

『……肝心の学園長先生は？』

鉢「それが、いらっしゃらないんだよ……。」

勘「また例のあれで登場するのかなぁ。」

竹「例の、咽るあれか。」

雷「忍たまのお約束ね。」

兵「まだk……」

ﾄﾞｫﾝｯ!!

((タイミングー！！！兵助ー！！！))

学「おっほん！うむ。全員、揃っておるな。」

五年「はい！」

学「では。今から、五年生に対する課題の説明を行う。」

竹《どんな課題なんだろうな……。》

雷《また、学園長先生の思いつきだったりして……。》

鉢《それは勘弁だ……。》

兵《まともな課題だといいけど……》

勘《その確率は低い。》

『《ほらー。あんまり矢羽音で話さないのー。木下先生にバレたらどうするのー。》』

鉢《お前が一番喋ってるじゃないか……。》

雷《ほら、そろそろ学園長先生の前置きが終わるよ！》

勘《ここからは真面目に聞いておかないとなー。》

竹《頼むー。まともなのを……。》

学「ごっほん！では。前置きもここら辺にしておいて……。皆のもの、いや、忍たまの諸君、頼みがあるのじゃ。水無月Aの基礎体力を上げておくれ。」

兵「Aの基礎…体力？」

勘「それは難問ですね。」

雷「うーん。今の体力だと……」

鉢「軽く三年生よりは劣るな。」

竹「どうすればいいんだ……！」

『な！学園長先生！忍たまの貴重な時間を私に割くなんて……勿体ないですよ！』

学「じゃあ、自分の体力が上がるように努力せい。」

『う……。』

学「なお、一ヶ月以内に水無月Aに一定の成果が認められなかった場合、水無月Aは留年、または退学処分とする。」

鉢「た、退学！！？？」

『退学……。』

竹「三郎、Aより驚いてどうするんだよ……。」

学「というのは冗談じゃが。」

鉢「冗談で退学とか言わないで下さいよ！！」

『な、良かった……。』

竹「だから、三郎、過剰反応しすぎだって……。」

学「悪かった悪かった……。まあとにかく。この１ヶ月、水無月A含めたここの６人で、できるだけの努力をすることじゃな。」

五年「分かりました。」

学「では。健闘を祈るぞ……」

ﾄﾞｫﾝｯ!!

『ｹﾞﾎｯ!!』

兵「とりあえず、部屋を出るか……。」

勘「そうだな。」