平凡少女は今日も平凡に生きたい～日常編～ (ページ20)

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五年生の談笑② ページ20

勘「なぁ、八左ヱ門は好きな人とかいないわけ？」

竹「は！？全然っ！？もしやいるわけないだろ！！」

『……日本語になってないよ。』

鉢「さては生物委員会の後輩の……」

竹「ち、ちげーよ！！それは無い！！無い、無い……無い……。」

勘「分かりやすいんだよ。んで？三郎は？何かいないの？」

鉢「それよりお前の方が気になるがな。」

『あ、確かに勘右衛門気になる。』

竹「そうだぞ！勘右衛門こそ誰だよ！俺だけとかずるいじゃん！！」

『あ、もう認めたし。素直だね八左ヱ門。』

竹「う、うるせーよ！！」

勘「俺はいるよー？ほら、Aの親友の……」

『あー。ヒヨリ？』

勘「そうそう。」

『あの子可愛いからねー。大人しいし、性格い
いし。』

鉢「そうかー？俺、最近よく睨まれるんだけど。」

竹「それは三郎がこの前、Aのものだって言って、無断で取っていった刀が、丁度くノ一の方も次の授業で使うらしくて、さらにそれはヒヨリの物で、そのヒヨリがこっぴどくシナ先生に怒られたからだろ……。」

尾「長い説明ご苦労様ー。それは完全に三郎が悪いね。」

『……っていうか！私の物だからって無断で取っていこうとしないでよ！！迷惑なヤツ！！』

鉢「だーかーらー。お前、何だって許してくれるだろ！何したって最終的には許してくれるだろ！！」

『だからそれは……』

鉢「それで、こっちはやり放題って訳だな！」

『少しは反省しなさいよ！』

鉢「無理ー。」

『……。あーあ。明日、喜八郎に穴掘ってもらおう。コイツ落として……いや、埋めてもらおう。』

鉢「おあいにくさま。私は、穴なんかに引っ掛かるようなヤツじゃないからなー。」

『１週間前位にその喜八郎と一緒に穴に落ちてたのって誰だっけ？』

鉢「……何でそこまで見てるんだよ……。お前は俺のストーカーか？」

『三郎なんかストーカーする程の相手でも無いですよー。』

鉢「なっ！最低だな。」

『さっき私の事も同じように言ったくせに。これでおあいこでしょ。』

鉢「……。」