平凡少女は今日も平凡に生きたい～日常編～ (ページ19)

今日:12 hit、昨日:18 hit、合計:51,293 hit

五年生の談笑① ページ19

で、今がこれである。

『三郎あのねぇ……。』

鉢「何だよ。」

『暇だからってわざわざくノ一の奥の方の部屋に訪ねてこないで。しかも、忍たまはくノ一の長屋に来たらいけないんだよ。』

鉢「そんなの知ってるから。しかし、嫌なものは嫌だ。だってここ、沢山煎餅とか饅頭とかあるじゃないか。」

『シナ先生ー、夜這いでー……(ま、本当はは今はシナ先生はお出掛け中なんだけど。)』

鉢「馬鹿！止めろ！てか、お前なんか夜這する程の相手じゃねーよ！(あれ？シナ先生のお出掛けを見計らって来たはずなんだが。あ、Aは私に嘘をついたな。)」

『あ、最低だ。』

鉢「それより菓子、美味いな。」

『なにこの人。私の菓子なんだけど。勝手に乗り込んできて勝手に食べないでよ。っていうかそこに勘右衛門と八左ヱ門いるのバレバレなんだけど。』

竹「え。」

勘「嘘。」

『本当。そんなとこにいるのも難だし、部屋のなかに入ってきて。』

勘「お、やった。菓子菓子ー！」

竹「おほー！やった！饅頭くれ！」

『あー……蓄えていたものが……』

鉢「いいだろ？お前なんかしょっちゅう先生方とか先輩からとか後輩からとか貰えるんだし。」

『うーん。そういえば、兵助と雷蔵は？』

竹「あ、雷蔵が兵助に教えを乞うていたから、勉強会でも開いてんじゃねーの？」

『へー。そこに八左衛門は行かなくていいんだ？』

鉢「この前補習に引っ掛かった八左ヱ門がここでのんびりしてていいのかよ？」

勘「……美味い。」

竹「うるさいなぁ！いいだろ別に！」

『まあ八左衛門がそういうならいいよもう。ゆっくりしていってね。』