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「ただいまっと」
家について荷物を置いて
久しぶりに拓実の部屋に行く。
拓「お、蓮くーん」
蓮「なぁに」
拓「色々聞きたかってん(笑)」
蓮「ん？(笑)」
満面の笑みで中へと招かれた。
拓「で、Aさんとはなんかあったん？」
蓮「え、何で(笑)」
拓「だって写真撮っては
携帯で誰かに送ってたやーん(笑)」
蓮「本当、そういうところは良く見とるんやね(笑)」
拓「瑠姫くんとの会話も
ちょっと聞こえちゃったし」
蓮「いやいや、きかんで？(笑)」
拓「あかんで？皆にバレるよ」
拓実はそう言いながらも楽しそう。
拓「で、どうなってん？(笑)」
蓮「聞くの？(笑)」
拓「聞く(笑)」
蓮「…好きとは伝えたけん」
拓「おお！で？！」
蓮「好きって言ってくれたけん」
拓「ええ！じゃあ、じゃあ…」
蓮「それ以上は何も(笑)」
拓「え？！どういうことよ」
瑠姫と全く同じ反応をされて
瑠姫に話したことを伝えると
拓「取られんように気いつけなあかんやん」
瑠「それも瑠姫に言われた(笑)」
拓「瑠姫くん！(笑)」
「そこに対抗心燃やすん？(笑)」
2人で笑い合ってなんだかんだで
この2人には助けられてるんよ。
その時、
蓮「あ、Aからだ」
拓「え、なんてなんて？好きだよ。とか？」
蓮「いや、…近くまで送ってもらうことに
なったから今から帰るって」
拓「え、誰に？」
蓮「…今日、編集やるって言ってたから」
拓「大崎さんやん」
蓮「2人きりなんかな」
拓「え、そうやない？
メインは2人でやってるらしいやん」
蓮「ちょっと俺、行ってくる」
拓「蓮くん？！何処行くの？！」
蓮「大丈夫。そこの自販機のとこまで」
拓「ああ、わかった」
俺は拓実にじゃあねって伝えて自販機に向かった。
瑠姫と拓実の取られんなよ。が頭から離れない。
拓実から怒らんとき。顔怖かったで。
って送られてきた。
顔に出さないように
自販機に身体を預けながら待っていた。
「…まだなんかな」
ふと…坂の方に目を向けると携帯の明かりがみえた。
暗いせいかよく見える。俺は足早に歩いていき
「A」
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作者名：Chii。
| 作成日時：2021年7月24日 21時
